うつ病症状の進行

うつ病も他の病気と同じように、治療せずに放っておくと
徐々に悪化していきます。

ですから、症状が軽いうちにうつ病に気づき、
治療をはじめることが大切です。


気分の落ち込みがあらわれる少し前に、
生活の中で楽しみを感じなくなった、何をしてもおもしろくない、

日常生活のさまざまなことに興味を失った、集中力がなくなってきた、
物事の決断ができなくなったなどの
症状のきざしがあらわれることがあります。


うつ病が進行すると、日常生活にもさまざまな支障をきたすようになります。

例えば・・・
「スーパーに買い物に行っても、何を買ったらよいのか決められない」
「パソコンの電源を入れるのが面倒でいやだ」
「掃除、洗濯、料理をするのが億劫だ」
「部下からの書類に判を押してもよいのか決められない」
「さびしくて誰かにそばにいてほしい」など、仕事や家事の能率も上がりません。 

ひどくなると、動作が鈍くなり、
ゆっくりとした動きになったり、逆に強い不安、
焦燥感からイライラと足踏みをしたり、

ソワソワと落ち着きなく動き回ったりすることもあります。

仕事の能率が上がらないのは自分のせいだと自分を責め、

さらに落ち込みます。

その結果、自分に自信をなくして
仕事をやめてしまったり、ひとりになりたいために
離婚してしまったりします。

もっと悪い状態になると、
うつ病の症状によるつらさから、
いっそこのまま消えてしまいたい、

死にたいと思うほど追いつめられてしまうこともあります。


これを希死念慮といいます。

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