うつ病は、自分で気づかないことがあります
うつ病は、風邪などのように「いつから始まった」という
具体的な日を特定することはできません。
いつの間にか、「以前と違う状態になっている」ことに
気づくものの、それがうつ病であるとは
自覚できない場合が多いようです。
特に働き盛りの世代では、
職場における過労やプレッシャーから
うつ病を発症する人が増えています。
うつ病が原因で気分が晴れず、集中力を欠いたり
仕事でミスを重ねているにもかかわらず、
「もっと頑張らねば」などと思い詰めてしまう人もいます。
このようにうつ病に気づかないまま放置すると、
症状がどんどんと悪化してしまうおそれがあるのです。
周囲の人が、うつ病のサインに気づいてあげてください
本人がうつ病を自覚していなくても、
周囲の人が「以前と様子が違う」「どこか変だ」と
感じることも多いようです。
職場においては仕事上のミスが多くなったり、
家庭においては元気がない、食欲がないなどの
サインがあらわれます。
好物だった食べ物にも食欲がわかなくなるので、
普段一緒に食卓を囲む家族にとっては
わかりやすいサインかもしれません。
なるべく早い段階で周囲がこれらのサインをキャッチし、
うつ病に気づいてあげることが重要です。