うつ病を治す悩み方のコツ

生きている限り、悩みはつきものです。

同じことを何十年も悩まなければならなかったり、
一つの悩みが解決すると、

また次の悩みが出てきたり。

先ほどご紹介した症例で、わが子の自殺が
きっかけでうつ病になってしまった方など、
この悩みが時として深刻なうつ病を
引き起こします。

うつ病治療の80%は環境調整と申し上げましたが、
この環境調整の大部分は実は、この悩みの対処
にかかっているのです。

そもそも悩んでしまうのは、それがいつ解決
するか分からないからです。

また、悩みによって自分が生きにくい状態
になっているからです。

悩みが解決する時期があらかじめ分かっていれば
心身を消耗するほど悩んだりはしません。

しかし、悩みが解決する時は必ず来ます。
それは、自分自身の命が終わるときです。

あるいはその前に解決してしまうかも
しれません。

悩みが解決するまで、長くとも
150年以上続くことはないでしょう。

だからといって、悩みを無視して楽観的に
生きるわけにはいきません。

実は、悩みを軽視するよりも、とことん
真剣に悩んだ方が解決や克服は早いのです。

これは、深層心理学でも実証されています。

だから、悩みに対して、いろいろ考え
思い煩うことは、早い解決に向けて
努力しているということになります。

要は、悩んでいることが終わった状態、
願っていることが叶った状態と、
願望をあきらめた状態、
これらのバランスをとって悩めばいいのです。

特にうつ病の間はこの考え方は大事です。

この悩みや願望を放棄するのは、一日のうち
寝るために布団に入ったときです。

このまま寝たまま死んでしまうかもと思って
悩みや願望をあきらめます。

そうすれば少なくとも寝ている間は
脳は悩みに対して汚染されません。

寝たまま翌朝になったら息絶えていた
というのは、どの年齢の人も
あり得ない話ではありません。

そして、朝目が覚めたら、一瞬でいいので
今悩んでいることが解決した状態、
願望が叶った自分をイメージします。

亡くなった人のことを悲しんでいるので
あれば、一瞬、その人が生きている間
一緒にしたことなどを思い出します。

とにかく、今悩んでいることや抱いている
願望に対して、たった5秒でいいので、
プラスのことを思います。

このような形で毎日朝晩、悩みや願望に
向き合えば、あとはたとえ昼間
どんな悲観的、絶望的な考え方を
しても大丈夫です。

あなたの心と身体、そして取り巻く環境は
悩み解決、願望達成に向けて、確実に
動き出しています。

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