家族がうつ病になったら・・やってあげれる3つの効果的な方法とは?

あなたの大切な人がうつ病になった時・・

恋人や家族などの大事な人がうつ病になってしまったら、
側にいるあなた自身はいったい何をしてあげれるでしょうか?

私は自分自身がうつ病だった時と同じほどかそれ以上に
うつ病の家族と一緒にいるのが辛かった頃がありました。

 

健康な人の目には、うつ病を患っている人が
怠けているように見えたり、変な考え方をしているよう見えたり、
ともかく誤解を招くように見えることが多いのです。

しかし、うつ病の時の本人の性格や人格は
本来のモノとは全く違うのです。

 

私自身がうつ病であった時、相当苦しんでいた頃を振り返ってみると、
本当の私(性格や思考など)とは全然チンプンカンプンなものだったな
と実際思うわけです。

 

例えば…

・ただただツライのでずっと布団の中で寝ている

・呼んでも返事をしない

・連絡が取れない

・約束をやぶる

・ドタキャンをされて裏切られたかのように思われる

・集中できない

・大げさなことを言ってしまう

・自分を好きになれない

・死んだ方がましと思う

・どうやって死のうか常に考えている

など、ふつうの人にはあり得ない考えや感情や行動などをしてしまい、
それを誰かに注意されて絶交されても、自分ではどうにもできない・・
という感覚でありました。

それで友だちが自分から離れていってしまったり、
イヤなことを言われたり、どうして分かって貰えないんだろうと
心から悔しい思いをしたことも事実です。

健康な人からしてみれば「こんな簡単なこともできないの?」
「なんで分からないの?」とイライラすると思います。

でも、うつの状態の本人の中では、
富士の樹海で迷いに迷ってモガイているような状態なので
どうしたら「うつから逃れられるのか」「症状が軽くなるのか」
全く分からない状態がずっと続いているといった具合なのです。

体や心や頭の中は、虚しさ、孤独、絶望・・などで満タンになり、
元来の自分の性格や意志とは全く違った行動を繰り返し行ってしまうのです。

よく、

うつ病の人に「がんばれ!」と励ましてはならない・・

といいますが、それはまさに本当のことであり、
逆に言えば何も理解できない思考能力のない患者に
「がんばれってこれ以上なにをがんばるの?」と思わせるだけです。

病気の原因を調べ上げて、事前に削除することができてたら、
どんなに良いか・・とも思います。

しかし、そんなことはできるハズもなく空しい妄想なのです。

いったいうつ病の患者にはあなたは何をしてあげれるでしょうか?

効果的だった方法を3つに分けてご紹介します。

 

ともかくホメる

些細なことでも見つけて十分すぎるくらいにホメてあげて下さい。

声に出してキチンとホメることで、うつ病の人は、実際、
嬉しいという感情は沸いては来ないのですが、
自分に自信を持てない状況から少し救うことができます。

最初は何を言っても素直には受け取れない様子が伺えます。
これは、実際、自分の他の人も信じれないからなのですが、
頭の片隅には潜在意識として残っていき刻まれていきます。

ですので、本来のうつ病患者の内面が少しずつ見えてきます。
諦めないで、たくさんのホメをしてあげてください。

心で思っているだけじゃなく、口に出していうことです。

 

ありがとうと言う

上記のホメと似ています。

どんな細かいことでも、うつ病患者に「ありがとう」伝えて下さい。

その言葉自体に元々素晴らしい力が実際にはあります。

よく、誰にでも何にでも「ありがとう」と口癖風に
ただ言うだけの人がいますが、それは使用方法が間違っています。

口癖になっている・・と、心から言う・・のとの違いは大きいのです。

取り合えず言っておけばいい・・という使い方はしないでください。

うつ病患者にはそれがワザとらしく見えて、
逆に信用できなくなるからです。

 

食事を作ってあげる

うつ病患者だけではなく、病気の時は、
食べることが億劫で、買い物にも行けないし、
満足に食事ができない状態になりますね。

気を付けることは下記のようなものは食べさせない方が良い点です。

・加工してある食品
「ベーコン 写真」の画像検索結果
ベーコン、ハム、買ってきた漬物など添加物満載のものは
極力避けた食事内容を考えてあげてください。

・白砂糖
「白砂糖 写真」の画像検索結果
白砂糖の害はもう一般的になっていますね。

・トランス脂肪酸
「トランス脂肪酸 写真」の画像検索結果
マーガリンやショートニングなど
それを含むパンや揚げ物、総菜など
こちらも害があると報じられています。

・化学調味料、人工甘味料

普通の人でも取りすぎは禁物で、うつ病患者にとっては
最大に気持ちを荒らす原因になるようです。

 

 

以上のものは出来るだけ買わないことをおススメします。
やるべきことは減農薬無農薬の野菜を使っての手作りの料理などです。

甘い飲み物やタバコ、お酒も、家族の方もやめられると良いでしょう。

 

うつ病であって寝込む日が続いていてもお腹は空くものなのです。
でも辛くて買いにいけないから食べれない状態が続きます。

どんなに寝込んでいても、いづれ目を覚まし、ちょっとの行動があるハズです。

その時に部屋の中に手作りの食事が置いてあると
どんなに嬉しいか・・気持ちは計り知れません。

食べてまたすぐ寝てしまうかもしれませんが
心と胃袋は満たされています。

そういう健康な食事を続けることで
うつ病を治せるという本も出版されています。

また、一緒に食事をすることは相手の状況を見てから判断してください。

私がうつ病を発症して薬を飲み始めた頃に、会社の事務の女性が
上司に頼まれて、昼の弁当を持って家に来たことがありました。

何度も玄関のピンポンが鳴ったので仕方なく起きて出たのですが、
辛くて起きれないとこを無理やり起こされた上に
部屋に上がりこまれて一緒に食事をしていくのに付き合わされたのは
正直、大変な苦痛でした。

寝込んでいる場合は人に調子を合わせることができないので
食事はそっと置いておくか、メモで冷蔵庫にあると書いておく
苦痛にならないですね。

食事療法は時間もかかりますが、効果も実際は明確に表れてきます。
食事が改善されれば、体の状態も良くなり、生活のリズムも整ってきます。

うつ病の方もご家族も含めて、この機会に食事を見直すと良いでしょう。

 

以上が、うつ病の家族にしてあげられる3つの大事なことでした。

れい子

 

 

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