アルコール、タバコとの付き合い方

うつ病の治療中には、お酒、タバコは
やめた方が良いのか、という質問を
よく受けます。

結論から言うと、アルコール依存症を
合併していない限り、断酒の必要ないですし、
また禁煙の必要もありません。実際に試みたことがあればお分かりかと
思いますが、今まで嗜んでいたアルコール、
タバコを一切やめることは、
非常に難しいことなのです。

まず、断酒、禁煙を貫くことに
膨大なエネルギーを使ってしまいます。

うつ病の時はただでさえ、エネルギーが
低下しているのに、断酒、禁煙によって
さらにエネルギーを消耗してしまう
ことになります。

私が厳しく指導するのは、お酒を飲んだ直後に、
抗うつ剤や睡眠薬を飲んでいる人に対してです。

アルコールを摂取したら薬を飲むまで2時間ほど
間をおかなければなりません。

しかし、薬を飲まずに自分で治療している場合には、
そんなことを心配する必要はありません。

ただ、うつ病を自分で治すためには、このアルコール、
タバコに関しても守るべきポイントがあります。

まず、アルコールですが、飲む時間帯は
夕方6時以降とします。
夕食の時でもかまいません。

それ以前ですと、脳がまだ賦活しようとしているので、
お酒を飲むことによってその脳を無理やり
沈静させてしまい、うつ病が治るのを抑えつけて
しまうことになります。

お酒によって高揚した気分になるのは、あれは錯覚です。

お酒により、理性を司る大脳新皮質の活動が抑制されて、
本能、情動主体の大脳辺縁系の活動があらわになるから
です。

しかし、お酒が抜ければ、眠らされていた大脳新皮質が
目覚めて、その時、ガクッと脱落感を覚えることに
なります。

うつ病を治すということは、脳の表面、大脳新皮質の
働きを正常に戻すことも必要なのです。
次にタバコですが、ニコチンの精神安定剤的
な作用をうまく利用する方法があります。

それには、交感神経を賦活させた後、つまり
何か頑張ったあとに吸うのです。

朝の散歩後、食後、ちょっとした作業した後、
つまり自分でちょっと動いた、頑張ったなと
感じた後に、ご褒美の意味で吸うタバコは非常に
おいしいものです。

人間は、活動、攻撃主体のの交感神経系と
休息、消化主体の副交感神経系を交互に
バランスよく働かせると精神的にも肉体的
にも安定します。

朝起きた直後や食前、入浴後などのタバコ
がおいしいという人もよくいますが、
これはリラックスして副交感神経系が
働いているときなのでやめましょう。

カテゴリー: うつ病とは, アルコール依存症 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA