うつ病の前兆の状態

① 楽しみや喜びを感じない

通常なら楽しかったようなことでも、
楽しみや喜びを感じなくなります。
何をしていても憂うつな気分を感じてしまいます。

② 何か良いことが起きても気分が晴れない

きっかけとなった出来事や要因が解決したり、
自分にとって良いことが起こっても、
気分が晴れない状態が続いてしまいます。

③ 趣味や好きなことが楽しめない

健康な状態であれば、嫌な気分のときに大好きな
趣味のテニスで思いっきり汗を流したりすることで、
気分が晴れたりするものです。

うつ病になっていると楽しめないどころか、
疲労感ばかりが増してしまいます。

 

うつ病はこうした症状が2週間以上継続する状態をいいます。


早い時点で自覚できれば、発症を未然に防げる可能性も高くなります。

ただ、こうしたうつ病を代表とするメンタルヘルス疾患は
生活習慣病にもたいへん類似しており、


日々生活をしている中で、なかなか自覚しにくいという

難しい点があるのも確かです。

 

そんな中で、自覚しやすい症状に注目するという考え方があります。

そもそも生命体にとって、たいへん大切なものがふたつあります。

ひとつは食べること。

エネルギー補給です。

そしてもうひとつが、エネルギー充電である睡眠です。

 

「疲れているのに眠れない」となると、
充電は底をつき自然治癒力が減少し不健康な方向へ進んでしまいます。

 

最近では、現在不眠がある人は不眠のない人に比べ、
3年以内にうつ病を発症するリスクが4倍になるなど、
不眠とうつ病の関連性を示す研究報告が多く、注目されています。

 

睡眠に注目する利点は、自覚しやすい点です。

 

寝つきに30分以上かかる、途中で何度も目が覚める、
朝やたら早く目が覚める、熟睡感がなくなる、などに気がついたら、
まずは生活習慣を見直してエネルギーが底をつくのを防ぎましょう。

 

具体的には、仕事の仕方を再検討する、

就床前4時間のカフェイン摂取を避ける、


ぬるめのお湯での入浴や音楽などでリラックスする、


目覚めたら日光を取り入れる、

趣味など自分のための時間を確保する、

休日の過ごし方を工夫する、などがあります。

 

 

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