うつ病発症のしくみ(病態)

うつ病の原因を調べる最近の研究では、
脳の神経細胞における情報の伝わり方に
異変が生じているということが報告されています。


私たちは生活の中で、脳から「食べる」、「寝る」などの

本的な動作の命令をからだに伝えていますが、
「意欲」や「記憶」などの感情を伝えたり、知的な命令もしています。


このとき神経の細胞から細胞へ情報を伝えているのが

「神経伝達物質」と呼ばれるものです。

 

この中のセロトニンとノルアドレナリンは、
気分や意欲、記憶などの人の感情にかかわる情報の
伝わり方をコントロールし、こころとからだの働きを
活性化していると考えられています。

 

うつ病では、何らかの原因で神経の細胞と細胞の間にある
セロトニンとノルアドレナリンの量が減って、
情報がうまく伝わらないために、さまざまな症状が
あらわれると考えられています。

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