うつ病の彼氏との別れから学んだこと

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うつ病は、本人(家族・彼氏・彼女)も支える人も辛い。
私の経験があなたのヒントになれば。

前回少し書いた通り、うつ病は当の本人が辛いのはもちろん、
身近で寄り添う家族や恋人、友達も大変辛いものです。

うつ病に限らず、病気の人を支えている時に、
100%正しい答えなど出せません。

支える人も人間であり、後悔も失敗もなく
病気の人に尽くすことは不可能です。

私はうつ病になって周りの人に支えてもらったことも、
うつ病の人の傍にいて辛かった経験もありますが、
未だ何が良くて正しいのか分かりません。

ですから私の書く経験談の中で皆さんにとって
何か参考になることが一つでもあれば幸いです。

 

「子ども」というかけがえのない存在が教えてくれたこと 

あるうつ病患者Aさんにとって心を病んだ状態というものを曇りなくはっきり
捉えられるようになったのは出産してからです。

というのも、幼い頃からの周りには心を病んだ人が沢山いて、
自分もまた小学校の低学年の時には既に自殺願望があった位なので、
それが日常であり、「心を病んでいない状態」というのを知らずにいたのです。

例えて言うなら、Aはずっと灯りのない部屋に住み続け、
太陽が昇った世界も、温かい灯が灯る部屋を知らなかったのです。

それが当たり前だったAにとって、うつ病を客観的に捉えることは
大変難しいことでした。

そんなAが“子供”というかけがえのない存在を得て、
ようやく心に太陽が昇り、心の闇をはっきり自覚することができたのです。

 

精神的に不安定な親の下に育った子供は「自分が頑張って親を支えなければ」という
強い責任感を背負う場合と、両親以上に心を病んでしまうケースとが多々あります。

A自身は病んでしまうタイプで、物心ついた時から虚無感があり、
必要以上に自分は周りの人間より劣っていると思っていました。

そんな私は高校の終わり位から摂取障害が始まり、
短大の時には自傷行為も酷くなっていました。

恋愛をしても長続きすることがなく、すぐに全てが煩わしくなって
自暴自棄になって終わらせることが殆どでした。

 

今だから分かる、うつ状態での恋愛から学んだこと 

恋愛…というか全ての人間関係をうまく築けないAが初めて比較的長く、
同棲するほどの付き合いをしたことがありました。

相手もまた心を病んだ親の下に育ち、不安定な心を持っていました。

私たちは同じ境遇に惹かれあい、安心して一緒にいたわけですが、
それも始めのうちだけで、心の病んだ者同士が二人だけの世界を
築こうとしても、共に堕落していくだけでした。

二人ともヘビースモーカーの上に食事は菓子パンとお菓子ばかり。

競い合うように心が沈んでいきました。
Aを支えようと思いながら、強い嫉妬心と執着心でAを縛るパートナーと、
縛りから逃れるために身勝手な行動をくり返すA…。

結局Aたちは愛し合っていたはずなのに、
傷つけ合うことになってしまいました。

 

暫くして別れることになったのですが、A自身は
別れてからうつの症状はだいぶ善くなりました。

今のAならば、献身的に支えようとしてくれていた
そのパートナーに感謝し、愛を返すことができたかもしれませんが、
その時はどうしてもできませんでした。

「あんな人といたから私の心はどんどん病んだのだ」

とまで思っていました。

でも実際にはその人がAの心を悪化させたのではなく、
弱い心同士が引きあっただけでした。

 

心を病んだパートナーに対して、

「自分が治してあげよう」

と意気込んでしまいがちですが、実際うつ病をパートナーの力だけで
完治させることは不可能だと私は思います。

なるべく広い視野を持つことが大切だと思います。
心を病んでいる相手は外に出ることも人に会うことも
拒むかもしれませんが、そこにどっぷりと支える自分も浸からず、
自分だけの時間もなるべく取って欲しいと思います。

そして自分自身は正しい食生活と生活スタイルを貫いて下さい。

心を病んだパートナーに同じことをさせようと思っても
うまくいかないので、とにかく自分だけでも貫いて下さい。

少しずつパートナーにも良い影響が及ぶはずです。

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