うつ病と抑うつ気分の違い

 

気分の落ち込みや、やる気が起きないなど、
こころの不調は誰もが経験するものです。


このような気分の落ち込みと、

うつ病の違いを見分ける1つのポイントは、
「どのくらい長く気分の落ち込み(抑うつ状態)が続いているのか」
ということです。


ちょっとした気分の落ち込みなら、2、3日もすれば回復しますし、

カラオケや飲み会などで気晴らしをすれば、
憂うつな気分が吹き飛ぶこともあります。

 

しかし、うつ病では憂うつな状態が2週間以上も続き、
何をやっても「気が晴れる!」ということはありません。

 

うつ病と抑うつ気分の違い

うつ病(DSM-5)/大うつ病性障害* 抑うつ気分
症状 強い 弱い
妄想 妄想的になることがある 現実からずれない
自殺 考えることがある 比較的まれ
日常生活 大きく影響され変化する それほど大きな影響はなく変化も少ない
状況からの影響 よいことがあっても気が晴れない よいこと、楽しいことがあると少し気が晴れる
きっかけ 多くはきっかけがあるが、はっきりしていないこともある はっきりとした誘因がある
周囲から見て 理解できないことが多い 理解できることが多い
持続性 長く続く 徐々に軽くなる
抗うつ薬 よく効くことが多い 効かないことが多い
仕事・趣味 まったく手につかない やっていると気がまぎれる

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