なぜ女性は男性よりも「2倍」うつになりやすいの?

1.女性は、器用な脳の使い方をしている!?

女性の脳は「割り込み型の脳」といわれる、
同時にいくつものこと考えられる脳です。

仕事や家事をしながら、「今日のご飯はどうしようかしら?」と考えたり、
洗濯物をたたみながら、子供のことを考えたり、
誰かと電話しながら、テレビに熱中していたりと、
当たり前の様に同時に色々と頭の中で思い描く事ができます。

(えッ?そんなの当たり前でしょ?と思ってしまいますよね。)

それはあなたが女性だから。

意外と、男性は一つのことをやりながら、
もう一つのことをやることが難しいのです。
(中には、とても器用な人がいますが・・・)

男性は、「絞り込み型の脳」をしています。

だから、旦那さんが子供と遊ぶだけで他は全くやってくれない!
休みの日は自分の趣味に没頭してしまう。
彼の仕事モードが全開に入ると冷たくなった気がする!
男性の上司の評価は常に視点が一緒であまり評価されていない気がする!

など、女性が男性に対して、
男性が一つのことにだけ意識を向けてしまっている事に
不満を感じることが多いのです。

でも結局、伝えたところで
男性にはなんで怒られているのか分からない人が多いでしょう。

そう、脳の使い方が違うから。

分かってくれない、もどかしさっていったらないですよね。
悔しいですしね。

いつも頭の中がハッピーで楽しいことや
嬉しいことがいっぱいだったら良いのですが、
思考が何かの影響でネガティブの場合は、

仕事のストレス、
家事のストレス、
旦那さんへのストレス、
子供のストレス、
子供のお友達のお母さんとのストレス、
お姑さんとのストレス、
親とのストレスなど、

ありとあらゆるストレスを思い出してしまいます。
ストレスが多いと色々なストレスがあなたの頭を占領してしまいます。
これを脳機能学的ストレスと言います。

 

2.女性のホルモンはデリケート

一般に言われているように、女性はホルモンの入れ替わりが激しいので、
これもストレスになります。

これは生理学的ストレスと言います。

女性ホルモンエストロゲン(卵胞ホルモン)は、
神経伝達物質のセロトニンを介して感情の調節に関わっています。

 

このセロトニンンは、気分を明るくする、
興奮や不快感が鎮める働き
があるのですが、
女性はもともとセロトニンの分泌量が男性より少ないのです。

更に月経前は、エストロゲンの影響でセロトニンが減るので、
落ち込みやすくなったり、イライラしてくるのです。

それは決して、あなたの感情が乱れているわけではないし、
あなたの性格に問題があるわけでもないのです。

女性の体の正常な働きが感情も左右しますので、
ホルモンの変動時期は情緒も不安定になるのです。

月経によって、そして妊娠・出産・更年期によってホルモンは変動します。

月経は、食事や精神的な環境の変化によっても影響を受けます。

ですから、女性は安定した感情を保つのは意外と大変なのです。

そしてホルモンの変動は、ストレスに対する抵抗力が低下するため、
女性は男性よりもうつ病になりやすいと言われています。

 

3.女性は一人で何役もこなしている

女性はいつも多くのストレスにさらされています。

仕事のこと、
旦那さんのこと、
子供のこと、
子供の友達のお母さんのこと、
お姑さんのこと、
親の介護のこと…。

女性は子育てや介護・幼稚園や学校の役員などの
役割があるので、色々なストレスを受けやすい環境にあります。

これを社会的ストレスと言います。
女性は男性と違い年齢や環境に応じて、
学生であったり、
社会人であったり、
結婚したら夫の妻であったり、
家庭を預かる主婦であったり、
妊婦であったり、
母であったり、
介護者であったりと、

役割が目まぐるしく変わります。

人によっては、一日のうちで妻と労働者と母と介護者の
役割を同時にこなさなければならない方もいるでしょう。

そして役割により、周りから求められるものが違うため、
役割の同時進行は、大きなストレスとなることが多いのです。

 

労働者の場合、自律神経は交感神経の働きが優位になっていなければなりません。
しかし妻・母・介護者の役割は、自律神経は副交感神経の働きが
優位になっていなければなりません。


一日のうちで交感神経と副交感神経の働きを入れ替えるのは
非常にストレスを与えます。

女性は、こんなストレスの中を生きているので、
うつ病になりやすいのです。

 

 

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