ココロとカラダはつながっている

ストレスが5つあるように、ストレスを受ける側は心と体の2つがあります。

そのため、どちらかストレスを受ければ、徐々にもう片方も引っ張られていくのです。

症状に違いがあるのは、心のストレスが強いか、それとも体のストレスが強いかの違いです。

女性のためのうつ病

では前記事の5つのストレスのうち、
心にストレスを加えるのはどのストレスでしょう?
また、体にストレスを加えるのはどのストレスでしょう?

この5つのうち、実は心にストレスを与えているのは1.精神的ストレスのみです。

体にストレスレを与えるのは、
2.構造的ストレス、3.化学的ストレス、4.温度・湿度のストレスです。

 

気持ちは、受けとり次第。体は、規則正しい生活から。

精神的ストレスは、物ごとの受け取り方次第でストレスになったりならなかったりします。

例えば、失恋も「これはもっといい男性に出会えるための出来事の一つ」と心から思えれば、
精神的ストレスは少なくなります。

しかし、体の2.構造的ストレス、3.化学的ストレス、4.温度と湿度のストレスは、
体にストレスが加わるので、受け止め方の違いなどは関係なくストレスになります。

例えば、栄養に偏りがあって(化学的ストレス)、疲れが取れないとします。

ビタミン剤を必要としているのに、ビタミン剤だと思っていたのが、
ただの砂糖玉だったらどうなるでしょう?

飲んですぐには、元気になったような気がする人もいるかもしれませんが、
砂糖玉にはビタミンは含まれていないので、体がまた疲れてきます。

体は正直に反応します。

ですから、日頃から食事や運動や睡眠などに気を配る必要があるのです。

 

ストレスは

ストレスと聞くと、それだけで「嫌なこと」だったり
「疲れ」などとマイナスをイメージしてしまいがちです。

しかし人間には、ストレスにより一時的にダメージを受けても、
そのストレスに負けないような回復能力があるのです。

ですからストレスが全てマイナスということではないのです。

つまり、適度なストレスの場合は、これがある程度のバネになって、
心も体も強くなっていくのです。

しかし過度のストレスを受けると、
回復能力では回復できないほどのダメージを受けてしまいます。

これが続くと、回復するためのエネルギーもなくなり、心も体も弱ってしまいます。

この弱った心と体に、更にストレスが加わることで色々な病気になるのです。

うつ病もその一つです。

職場や人間関係や家庭内での過度のストレスが慢性的になると、
そのストレスは決してバネにはなることはなく、
心と体に悪影響をあたえるだけのものになってしまうのです。

ストレスがバネになるかならないかは、
その時の心と体にどれぐらいエネルギーがあるのかで変わってきます。
心身ともに疲れていれば、エネルギーは少ないですし、
元気ならばエネルギーは豊富です。

当たり前ですが、エネルギーが少ない時に大きなストレスがあると、
跳ね返す力がなく、そのストレスに潰されてしまいうつ病になるのです。

ストレスが溜まるという意味は?

うつ病に関係するストレスは、直接的・間接的なものを入れると、
精神的ストレス、構造的ストレス、化学的ストレス、温度・湿度のストレス の
4つあることをお伝えしました。

ここではどのようにしてストレスが溜まるのかをお伝えいたします。
簡単に言いますと、この4つストレスは一つの器に溜まるものだと思ってください。

そしてある量に達するとうつ病になると思ってください。

例えばその量を仮に10だとします。

現在、構造的ストレスで5、化学的ストレスで3、温度と湿度のストレスで1、 が溜まっている女性がいるとします。

この時点でストレスの合計が9になります。

ここで、少し嫌なことがありました。つまり精神的ストレスが1加わったとしましょう。

精神的ストレス

すると、10に達してしまうので、この女性は
うつ病になってしまう可能性がかなり高くなります。
ここでは「仮に10とします」と発症する数字を10としましたが、
この数字は人のよって違います。

20の人もいれば、5の人もいます。

これは遺伝的なもの、後天的な環境などに左右されます。

あらゆるストレスを抱えている状態が長ければ、
数字はどんどん落ちていってしまいます。

ですから、現在自分に一体何の種類のストレスがかかっているのか、
また、ストレスを長期間抱え込んでいないかをよく考えてみてください。

どんなに体や心が強くても、その人の許容量を超えれば、誰でもうつ病になるのです。
「うつ病は誰でもなる可能性はある」といわれるのは、このようなことからなのです。

ストレスの存在理由

うつ病の原因がストレスならば、
ストレスが全くなければいいのかというと、以外にそうでもありません。

ストレスというのは、体を強くしてくれる大事なものです。

もし全くストレスを受けないのでしたら、
人間の心も体もどんどん弱くなり、
ちょっとしたことですぐに病気になってしまいます。

人間の体はストレスを受けることで、
それに負けまいとして強くなろうとする本能があるのです。

例えば、つらいことでも慣れると辛くなくなります。

この「慣れる」というのは心、もしくは体が強くなったことを意味します。

つまり、ストレスは心身を強くしてくれる場合もあれば、病気にしてしまうこともあるのです。

強くなるか、病気になるかの違いは、
ストレスを乗り越えられる量かどうかが重要です。

マラソン選手が20キロ走ってもいいトレーニングになりますが、
今まで1キロも走ったことがない人が20キロ走ったら、
膝は壊れ、足はすりむき、疲労で熱が出てしまうかもしれません。

これは精神的ストレスも同じです。

過保護に育てられた方が、精神的ストレスを受けやすい場所に行けば、
非常につらい思いをするでしょう。

ストレスは、乗り越えられる量を少しずつ加わることによって強くなっていくのです。

通常、ストレスを受けると心も体は弱っていくので、回復のために休養が必要です。

休養は出来るだけストレスのない状態にする必要があります。

うつ病は、ストレスを大量に受け続けた
(精神的ストレスの場合は自分で作る場合もありますが)
結果なのでまずは休養が必要なのです。

環境の変化などもストレスになります。

そのため、うつ病を罹っているときには、
ストレスを軽減させるため大きく環境が変化するような事は、
後延ばしにしておいた方がいいでしょう。

特に女性は役割変更が多いため、
環境の変化=役割変化となりやいので気をつけましょう。

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