社会に属する女性への配慮

女性特有のうつ病の代表として上げられるもので、
「産後のうつ病」や「更年期のうつ病」があります。

この産後や、閉経の期間には、女性ホルモンのバランスが大きく変動します。

女性のうつ病とホルモンの分泌には、
深い関係があるということを忘れてはいけないのです。

うつ病だけではなく、月経前の決まった時期になると
体がむくんだり、月経前に乳房が張ったりする女性も見られたりします。

また月経前には精神的にイライラしたり、
憂うつになるなどの精神状態もみられたりもします。

このような精神状態、身体状態から考えても、
やはり女性ホルモンが女性の「うつ病」には、
大きく関わっているといえるのです。

最近では、当たり前となっている女性の社会進出も、
女性のうつ病発症に大きく関わっているといえます。

今まで会社における女性の立場としては、
結婚までの「腰掛」としてととらえがちだったのですが
最近では、会社での女性の立場は、男性と変わることなく、
仕事をバリバリこなしていることも間違いありません。

それゆえ、女性が、陥ってしまいがちなうつ病もあることを忘れることは出来ません。

会社では、部下を指導する立場にある女性や、
出世して管理職になる女性もたくさんいるのです。

こうした女性、いわゆる「キャリアウーマン」と呼ばれる
女性たちは、男性に負けないくらいの働きをしようと
頑張ることが当たり前になっています。

また、家庭を持ちながらでも会社で働く場合の女性は、
仕事も家事も両立させようと思う心労は、人並みならぬものがあります。

男性と同じように働いたり、家事との両立は、
たとえやりこなしていたとしても、
その体力オーバー・精神的疲労からくる
うつ状態に陥ることもあります。

こういった女性の状態を
「スーパーウーマンシンドローム」と呼ばれたりしています。

それだけ、社会進出が当たり前となった昨今では、
とくに、何もかもに責任を持ち、それを果たそうとする女性の心労を、
考慮することも必要なのではないでしょうか。

また、女性にとっては大きな喜びでもある、
妊娠・出産ですが、そのために退職をしなければならない
状況になった場合、女性たちの環境は大きく変化します。

そういった環境の変化も、うつ病を発症しやすい
状況にあるといってもいいでしょう。

女性には、男性にはないホルモンバランスの崩れからくる
うつ病発症は、かなり高いものと考えられるのです。

今後、社会の中で女性の働き方の充実が
図られていくことを大きく期待します。

そして、何よりも女性自身の意識が変わることが必要です。

仕事・家事の忙しさのなかであっても、
「自分の心身バランスが崩れていないか」問いかけ、
見つめ、健康とのバランスを図ってほしいものです。

「自分を大事にすること」
それはどんな時でもあなたが
あなたらしく生きるために本当に大事なことなのです。

 

 

 

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