なぜ、具合が悪いのを言い訳にしたり、アピールするのか?
以前私は商売をしていたのですが、
どこのお店にも必ず「具合悪いアピール」を
するバイトがいるのです。
肝心な時に何となく具合が悪くなって
仕事をドタキャンしたり、皆で楽しく
ワイワイしているとこで気を引くかのように
具合が悪いと言い始めたりするのです。
そんな時決まって店長が
「あの子本当に面倒くさい」
なんてぼやきます。
本人は本当に具合が悪いんです。
だけど周囲にとってはここ一番という時に
具合が悪くなって中途半端で抜けたり辞めたり、
周りの楽しい空気を変えてしまったりするので、
頼りにはできなくなるのです。
私にもそんな経験があります。
私は子供の時から激しいケンカをする
両親の気を引くために自分が病気になることを
常に願っていました。
また母は父にとても怒鳴られた翌日は
とても苛々していたので、自分が病気になって
母に優しくなってもらおうと努力をしていました。
だから私は威圧的な人が集まる組織では決まって病気になりました。
またデートしていても相手がちょっと不機嫌になると、
私は決まって体調不良になりました。
自分が元気はつらつとしていたら、
虐められるかもしれない
かまってもらえないかもしれない
そんな恐怖がありました。
私は本番に弱い人間だと自分で決めていました。
また人を楽しませたり安心させてあげたりできない、
極めてつまらない人間だとも思っていました。
けれど、病気というのはたとえ気のせいであったとしても、
仮病であったとしても、必ず身体から何かを訴えているサインなのです。
私がかかった数々の病気は、いつも私に
「自分らしさを出して良いんだよ、ありのままの自分で生きて良いんだよ」
と教えてくれていたのだと思います。
もっと自分の身体を愛して
もっと自分の身体を大事にして
いつも頑張っているのだから休ませてよ
自分らしく生きることを恐れないで
など人によってそのメッセージはそれぞれだと思います。
このことに気付かせてくれたのは友人が私にプレゼントしてくれた
本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇』という本でした。
ユダヤ人大富豪の教え1は仕事や働き方について、
2はお金について書かれていましたが3冊目のこの本は
感情の面から、人間関係についての成功や幸せが書かれています。
こちらの本、良かったら是非読んでみて下さいね。
人間は持って生まれた資質だけで
一生を終えることは稀だと思います。
やはり生きていく環境、特に家族構成や家庭環境が
自分のあり方に大きく影響してきます。
だから今の自分を決めつけてしまわないでください。
誰にでも無限の可能性があります。
ここぞという時に力を発揮できない、
またはすぐに病気になるのは
あなたが不運なわけでもなければ、
弱い人間なわけでもありません。
きっと自分らしい楽な生き方を身体が訴えているはずです。