夏は元気に過ごしていたのに10月を過ぎた位から何となく憂鬱、
倦怠感が増して眠気と食欲も増してきた、
過食気味になって特に甘いものが食べたくなる、
なぜ、冬はうつ病になりやすいのか?
冬は日照時間が夏場より減り、
寒くて日中の外出も減るので神経伝達物質の
セロトニンが減ってしまい、憂鬱な気分になる傾向が強くなります。
また夏場に暴飲暴食をしたり、逆に夏バテをして
きちんと必要な栄養素を摂らずにいたりして、
冬を越す体力を温存できていないのも理由の一つだと考えられます。
毎年、冬の間に気分がすぐれず、春になって
治るのであれば冬季うつ
(季節性気分障害、季節性情動障害、季節性感情障害とも言う)に
なっているかもしれません。
冬の間も心身の健やかさを保ち、
自分の持つ能力や才能を存分活かすことができたら良いですね。
それにはどんなことに気をつければ良いのでしょうか。
冬季うつ病の具体的な対策とは?
1.昼間に充分日光を浴びる
早起きを心がけ、日中充分太陽の光を浴びることで
体内で重要な役割を果たしている神経伝達物質の一つである
セロトニンを増やすことができます。
セロトニンは「幸せホルモン」とも言われ、不足するとうつ病などの
心の病気になりやすくなると言われています。
2.食事に気をつける
甘いものが無性に食べたくなっても、甘いものばかり食べないようにします。
甘いココア、甘いお汁粉、クリスマスケーキ、バレンタインのお菓子…
冬は甘いものの誘惑が増えますが、甘いものは神経を荒らして、
必要な栄養素の吸収を妨げますので負けないようにしましょう。
食事はきちんと摂り、間食などだらだら食べないようにすることも大切です。
また旬の食材にはその季節を健やかに過ごすために必要な栄養素が
豊富に含まれていますので、手軽に食べることのできるファーストフードや
加工食品は避けて、積極的にお料理をして食べて下さい。
3.お酒を飲み過ぎない
甘いものを同じように飲酒も冬場は機会が増えると思いますが、
毎回泥酔するほど飲まないように自制して下さい。
お酒も多量の糖類を含みますし、神経を荒らします。
飲み過ぎの日が続くと生活のリズムも崩れ、何となく身体がしゃきっとせず
倦怠感を感じるようになってしまいます。
4.無理はしない
冬季うつではなくても、年末年始は仕事もプライベートも忙しくなり、
疲れがたまりやすくなります。ゆったり過ごす時間も意識的に取り、大事にして下さい。
休める時はきちんと休んで自分の生活を振り返る余裕を持てるようにしてください。
湯船にゆっくり浸かったりリラクゼーションを楽しんだりするのも良いです。
5.夏場の食生活の乱れに気をつける
夏に暴飲暴食を繰り返したり、必要な栄養素が摂れていなかったりすると、
内臓の機能が低下して寒い冬を乗り越える底力を得ることができません。
夏も意識的に過ごすようにしましょう。
6.楽しみを持つ
寒い朝は起床が辛くなるかと思います。
そこで自分のモチベーションアップに繋がる楽しみを意識的に持つと
朝が気持ちの良いものになります。
私はおしゃれをすること、メイクをすること、
一人でゆっくり温かいものを飲みながら読書をすることが楽しみなので、
朝が寒くて憂鬱な時は起きるのが楽しみになるように
新しいコスメやお洋服を一つ買ってみたり、
続きが楽しみな本を図書館で借りておいたりしています。
それが朝のウォーキングやスポーツでもDVD観賞でも、新しい作品作りでも
カラオケでも何でも良いと思います。
自分を喜ばせることにほんの少しお金と時間を使ってみてください。