常に具合悪いアピールのワケ

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なぜ、具合が悪いのを言い訳にしたり、アピールするのか?

以前私は商売をしていたのですが、
どこのお店にも必ず「具合悪いアピール」を
するバイトがいるのです。

肝心な時に何となく具合が悪くなって
仕事をドタキャンしたり、皆で楽しく
ワイワイしているとこで気を引くかのように
具合が悪いと言い始めたりするのです。

 

そんな時決まって店長が

「あの子本当に面倒くさい」

なんてぼやきます。

 

本人は本当に具合が悪いんです。

だけど周囲にとってはここ一番という時に
具合が悪くなって中途半端で抜けたり辞めたり、
周りの楽しい空気を変えてしまったりするので、
頼りにはできなくなるのです。

 

私にもそんな経験があります。

私は子供の時から激しいケンカをする
両親の気を引くために自分が病気になることを
常に願っていました。

また母は父にとても怒鳴られた翌日は
とても苛々していたので、自分が病気になって
母に優しくなってもらおうと努力をしていました。

だから私は威圧的な人が集まる組織では決まって病気になりました。

またデートしていても相手がちょっと不機嫌になると、
私は決まって体調不良になりました。

 

自分が元気はつらつとしていたら、

虐められるかもしれない

かまってもらえないかもしれない

 

そんな恐怖がありました。

私は本番に弱い人間だと自分で決めていました。

また人を楽しませたり安心させてあげたりできない、
極めてつまらない人間だとも思っていました。

 

けれど、病気というのはたとえ気のせいであったとしても、
仮病であったとしても、必ず身体から何かを訴えているサインなのです。

 

私がかかった数々の病気は、いつも私に

「自分らしさを出して良いんだよ、ありのままの自分で生きて良いんだよ」

と教えてくれていたのだと思います。

 

もっと自分の身体を愛して

もっと自分の身体を大事にして

いつも頑張っているのだから休ませてよ

自分らしく生きることを恐れないで

 

など人によってそのメッセージはそれぞれだと思います。

 

このことに気付かせてくれたのは友人が私にプレゼントしてくれた

本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇』という本でした。

ユダヤ人大富豪の教え1は仕事や働き方について、
2はお金について書かれていましたが3冊目のこの本は
感情の面から、人間関係についての成功や幸せが書かれています。

こちらの本、良かったら是非読んでみて下さいね。

人間は持って生まれた資質だけで

一生を終えることは稀だと思います。

やはり生きていく環境、特に家族構成や家庭環境が
自分のあり方に大きく影響してきます。

 

だから今の自分を決めつけてしまわないでください。
誰にでも無限の可能性があります。

ここぞという時に力を発揮できない、
またはすぐに病気になるのは

あなたが不運なわけでもなければ、
弱い人間なわけでもありません。

きっと自分らしい楽な生き方を身体が訴えているはずです。

他人と比較する心理「自分をはかるモノサシは、自分の中にある」

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誰もが他人と比較するためのモノサシを自分の中に持っている

面倒女は自分をはかるモノサシが自分の外にあるので、
誰かと自分を比較しては忙しく一喜一憂します。

自分は何も変わらないのに、他人と比べるとましになったり、
箸にも棒にも引っかからないほどレベルが下がったりします。

 

私もいつも周りと比較し、自分の至らなさに嘆いて、
コンプレックスばかりを持っていました。

私の一番コンプレックスだったのは人間関係をうまく築けないことでした。

 

私はいつ何がきっかけでそう思い始めたのかもう覚えていませんが、
自分はとてもつまらない人間だと思っていました。

話もつまらないし、今どきの話題についていけないし、
きっと私と一緒にいてもつまらないだろうなと思っていました。

自分は愛されない人間だし、必要とされていない人間だと思っていたので、

行動の基準が常に

「気分を害されないようにしよう」

「嫌われないようにしよう」

でした。

 

そんな風にいつも自分のできないことや不得意なことを
気に病んでくよくよしていたので、

実際にはそんなにつまらない人間ではなかったのかもしれませんが、
自分の思い込みで自分を
本当に暗くしてしまっていました。

 

自分より華やかな人が羨ましくていつも嫉妬していました。

そして嫉妬先の人は何も悪いことをしていないのに私は
その人たちに苦手意識を持っていました。

 

そんなことから始まり、段々容姿や持ち物、成績や友人関係まで人とと比べて
落ち込むようになりました。

また、人の持ち物はやたら良く見えるものです。

 

私が人との比較をやめ、自分を変えるきっかけとなった衝撃的な言葉 

そんな時に私がとても好きだった学校の先生が
授業でこんなことを言いました。

「自分をはかるモノサシは自分の外ではなくて自分の中にある。
自分の外にモノサシをもっていったら辛くなる。」

 

その時の私にとってその先生の言葉は衝撃でした。

 

ガリバーのように、

ガリバーの身長は変わらなくても周りの人によって
巨人になったり小人になったりする…

本質はいつも変わらないのに周りと比較した時点で
自分は良くも悪くも変わってしまうのです。

 

人との比較が無くなると、毎日がとても自由に楽になります。

 

たとえば

人の持ち物より自分がとても気に入って買ったものに愛着が湧きます。

ちょっと不細工な自分のからだにも感謝ができます。

何かに追い立てられることなく、
本当に自分がやりたいことに時間や力を注ぐことができます。

人や自分を決めつけることが無くなり、
無限の可能性を信じることができます。

いつも笑顔でいられます。

いつも感謝をすることができます。

 

私も先生の言葉のおかげで、人との比較を止めました。

そうしたらいつの間にか努力したわけではないけれど
人間関係のコンプレックスは消えていました。

 

あなたも私も無限の可能性があります。

モノサシは自分の中にあります。

私(自分)を変えてくれた言葉 とは?人は変わりたいと本気で思えば変われる

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人は必ず変われる!私を変えたのは、ある肯定的な言葉から

前回「自分をはかるモノサシを自分の外に置くと辛くなる」
というお話を書きましたが、今回もその続きを書きます。

今回は私の体育嫌いを克服したエピソードを書きます。

私は小学生の頃、背が小さくて太っていたので
よく同級生の男子からデブだとからかわれていました。

そのため、体操服に着替える体育の時間は嫌で仕方ありませんでした。

また私の妹は私と違って痩せていて運動神経抜群だったのでよく比較され、
それもコンプレックスになって体育の時間がとても憂鬱でした。

体育のどの種目も人の目が怖くて集中できませんでしたし、
運動会は地獄のようでした。

体育の成績は常に5段階評価の2…

私の目には体育のできる子はイキイキしていて魅力的に映りました。

そして高学年になるにつれてコンプレックスは大きくなっていきました。

そんな私に転機が訪れました。

 

小学校6年生の時に自分を変えたくて特設バスケット部に入りました。

特設バスケット部は5年生と6年生だけのクラブ活動で、
全員が参加しなければいけないクラブ活動とは違ってバスケットや
運動が好きな子供達が更に練習・活躍できる場でした。

 

だからそこに入る子たちは皆運動神経が良くて、輝いていました。

そこに自分も入ったら自分を変えられるかもしれない…

そう思って勇気を出して入ってみました。

入ると決めた時も周りの友達にとても馬鹿にされて、
とても恥ずかしかったのですが、
とにかく自分を変えたくて頑張ることにしました。

 

練習はやはり厳しくて、ついていくのが辛い時もありましたが、
思っていたよりも楽しいと思えました。

ダッシュもドリブルも人より遅い、でも楽しいと思えました。

バスケ部には顧問の先生が二人いて、
一人はその年に新しく私たちの学校に
やってきた中年男性の先生でした。

その先生はハキハキしていていつも元気、怒る時はとても厳しい先生でした。

始め、鈍くさい私はきっと沢山怒られるだろうと思っていましたが、
その先生は私をいつも褒めてくれました。

 

「あと少しで必ずできる」

「お前は本当はできる子だ。できない子じゃない」

「お前はやればできる子だ」

 

いつも笑われてけなされて、怒られてきた私にとって、
その先生の言葉はまるで魔法のように
私のコンプレックスを溶いていってくれました。

運動は人との競争じゃない、できなくても楽しむこと、
諦めないことが大事なのだと教えてくれました。

 

たった一年間だけ、しかも
バスケットの練習時間にだけしかその先生に
教えてもらうことができませんでしたが、
私はすっかり運動が好きになりました。

中学生になり、私は部活を決める時に、運動を続けようと思いました。
沢山の運動部の中から私は柔道部に入部しました。

毎日の稽古がとても楽しくて一生懸命続けているうちに体育の成績は
中学校3年間通して成績は5段階評価の5、
沢山の賞状とメダルを柔道で頂き、
高校もスポーツ推薦で決まりました。

中学校最後には市の体育優秀生徒にも選ばれました。

 

いつもおどおどして、鈍くさくて笑われて泣いていた私が、
こんなに変わることができました。

それは何よりもバスケットを教えてくれた先生のおかげでした。
できない私を一回も叱ることなく
可能性を信じ続けてくれた先生のおかげです。

もしあの時、勇気を出してバスケット部に入った私が笑い続けられ、
叱られ続けていたら一生運動を好きだとは思えなかったでしょう。

 

私が太っていて運動が苦手なことは全く変わらなかったのに、
先生の言葉で自分を肯定することができただけで、
私は変わることができたのです。

 

人は変わることができます。

本気で変わりたいと思ったら、
サポートをしてくれる人も引き寄せることができます。
環境がどんどん整っていきます。

 

私は○○だからできない

今は○○がないからできない

 

そのように自分を制限しないで下さい。

どんな状況でも

「変えたい」

と決心した時点で変わっていくことができるのです。

朝が辛いのはうつ病の兆候?

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毎朝、起床時にどんな気分で目覚めますか?
“清々しい気持ちで目覚めることができる”
反対に
“今日の仕事や勉強がゆううつで目覚めの気分も最悪”
または
“寝た気がしない、疲れが取れていない”
など、朝から体調の不調を感じる人もいるかもしれません。

 

“理由は分からないけど、何となく毎朝ゆううつ…”
なんてこともあると思います。

朝の気分を改めて自分で意識的に感じてみると、
忙しい毎日の中で意外と気付かなかった自分自身の課題を
みつけることができます。

うつ病の時は眠りの質も、目覚めの気分も落ちてきます。

 

働き者、頑張り屋の人ほど自分の中のゆううつな気分や不安、
不満を心の片隅に押し込んで、
日々自分のやらなければいけないことに
向かおうとします。

 朝が辛い時こそ、自分の本心を知るチャンス

もし朝の目覚めが悪かったら、時々はゆっくり自分自身の気持ちや
日常生活を振り返る時間を作って下さい。

日中は自分の仕事や勉強に集中していますから、
自分の本心を抑えてしまいがちです。

朝は自分の気持ちも出しやすくなります。

おすすめなのは紙に自分の朝の気持ちを書き出してみることです。

書き出すだけでも気持ちが楽になることもありますし、
漠然としていた不安やもやもやの原因が分かることもあります。

その内容を信頼できる家族や友達に話してみるのもおすすめです。
原因が分かれば、解決策も探していくことができます。

 

また朝がゆううつになる原因として、
“楽しみがない”
場合もあります。

自分の楽しみなことも紙に書き出して、
簡単なことなら日々のスケジュールに入れ、
少し時間と手間がかかるものは週末や休暇に予定して、
楽しむ時間も必ず取って下さい。

 

楽しむ時間を持つことで朝はワクワクした気持ちになれます。
朝起きてすぐに好きな音楽をかけても良いですし、好きな人の写真、
旅行したいと思っている場所の写真や動画を眺めるのも良いです。

 

好きな本やDVDを枕元に置いておくのもおすすめです。

朝、身体がすっきりしない場合は日常生活を振り返ってみてください。
食生活は乱れていないか、暴飲暴食はしていないか、逆に無理な食事制限を
していないか、栄養をきちんと摂っているか、適度な運動をしているか…等々。

 

日常生活の乱れもうつ病にかかりやすくさせます。

日々、こまめに自分の心と身体に目を向け、振り返ることはうつ病を遠ざけます。
朝に辛さを感じることがありましたら、ゆっくり自分と向き合う時間を取って
下さいね。

うつ病(鬱)の兆候を知る

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うつ病は特別な病ではなく、誰もがかかる可能性がある病です。

また“うつ病=心が弱い”わけでもありません。

かつて私がうつ病だった頃、きちんと通院してきちんと薬を飲んでも、
中々完治しませんでした。

少し善くなってもすぐにまた症状が出てきてしまうので、
もう一生自分のうつ病は治らないと思っていました。

 

けれど今、うつ病から解放されて確信したことがあります。
それは“うつ病は治すことのできる病”ということです。

 

うつ病を克服する過程で、私はたくさんのことを学ぶことができました。

しかしうつ病が重症化する前に早く気づき、生活を変えて適切な治療をしていたら、
仕事ができなくなったり引きこもりになってしまったり
自殺願望に苦しんだりせずに済んだのに…とも思います。

うつ病の兆候に気付き、すぐに対処することは
うつ病を重症化させないためにも大切なことだと私は思います。

 

うつ病の兆候はどんなものがあるのでしょうか。
私自身の体験の中で特に顕著だった兆候を書きたいと思います。

 

 

 

 

私の体験した、うつ病の3つの兆候

1.疲れが取れない

心と体はつながっていて、どちらかが不調な時は一方に影響を与えます。
どこも病気ではないのに、食欲が出ない、睡眠の質が落ちる…
だから毎日ずっと疲れが取れず、ため息が増え、
「疲れたな…」と口にすることが増えます。

 

2.好きなこと、得意なことができなくなる・やりたくなくなる

心が元気な時はとても楽しく思えたことが、
うつ状態になると全く楽しく思えなくなります。

周りの人がいくら“気晴らしに楽しいことしてみようよ!”と提案してくれても、
気が乗りません。

私も大好きな旅行、読書、写真、スポーツ、ショッピングなど
全てがやっても意味のないことのように感じてしまい、

寝ることだけしかできなくなりました。
それほど心身が休息を欲していたのだと思います。

また得意だったはずのこともできなくなり、
仕事でもミスが増えていきました。

 

3.ドタキャンが増える

うつ状態の時は気分が安定しません。

誰かと約束をした時はきちんと約束を守るつもりが、
約束の時間が近づくと理由もなく
突然不安に襲われて出かけたくなくなります。

人ごみに入ったり電車に乗ったり、人と関わるのがとても辛く感じます。
健康な人にはただの無責任に思われてしまうので、
人からの信頼も失ってしまいます。

 

もし少しでもこれらの兆候が見られたら、
先ずはできる限り心身の休息を取り、生活環境・生活習慣を見直し、
改善できることから始めてみて下さい。

 

特に暴飲暴食、無理なダイエット、睡眠不足には注意して下さい。
また自分の周りの大事な人にこのような兆候が見られたら叱ったりせずに
ぜひ休息を取るようすすめてあげて下さい。

流れに逆らわない生き方をする

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人生の中で何をやってもうまくいく時期と、
逆に何をしても踏んだり蹴ったりでうまくいかない時期があります。

そうした人生の波は多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。
同じく心と身体の調子にも波があり、少々の無理をしても体調を崩すことなく
乗り越えられる時と、中々疲れが取れず息切れしがちな時があります。

また生きがいを持って前向きに仕事をこなせる時もあれば
些細なことが気になって前に進めない時もあります。

人生にはいくつかの節目があり、
女性なら初潮から妊娠・出産・授乳・閉経の度にホルモンの分泌が変わり、
それが心身のバランスを乱すこともあります。

男性も年と共に、若い頃は難なくできていたことなのに体力に限界を感じ、
また守るものができて、不安や心配も増えることでしょう。

それまで楽しかったことが楽しむことができなくなったり、
過去のことをくよくよ考えたり、先のことが心配で仕方なくなるなど
うつ状態を引き起こします。

周りの人はいつも元気で仕事も育児もバリバリやって結果を出しているのに、

自分は何故うまくいかないのだろう…

焦って頑張れば頑張るほど逆に成果が出ず、余計に気持ちが苦しくなってしまいます。
逆に自分が疲れ知らずでバリバリ働き、結果を出している時は休んでいる人が怠け者に
見えるかもしれません。

 

 

人生も川と同じでつねに流れている

人生の流れは川の流れと同じようにいつも同じ流れとは限りません。

良い状態も逆に悪い状態も永遠には続きません。ゆっくり休む時期、
急速に進む時期、色々な時期があります。

辛いことが続いた時、自暴自棄になるか、次のステップやチャンスに備えて
静かに過ごすかによって心身が受けるダメージは違います。

 

うまくいかない時は“このままのやり方ではいけないよ”という重要なサインであるか、
幸せを実感するための一つの経験です。

人と比較して悲観したり、自分に鞭を打ったり、自暴自棄になることは人生の流れに逆らい、余計なエネルギーを消費してしまいます。

逆に人生の流れにそって生きることは少ないエネルギーで長い距離を楽に前進できます。

絶対にうつ病にかからない人もいませんし、うつ病は絶対治らない病気でもありません。

時と場合によって誰しもがかかる可能性のある病であり、
“うつ病”という嵐の時の過ごし方によってすぐに治る場合もあれば
長引く場合もあります。

もし今までうつ病とは全く縁がなかったのに、
自分や自分の周りの大事な人がうつ病になってしまったら…

この人生の流れや波もぜひ思い出してもらえたらなと思います。

そして自分の行く道を見失わず、自分のペースで人生を歩んでいって欲しいと思います。

うつ病の種類と病名、チェック方法

従来型のうつ病は、主に仕事上のストレスが原因で発症するといわれています。
そこで、うつ病の種類と特徴を、職場で見られるタイプと
その他のタイプに分けて解説します。

セルフチェックの方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

職場で見られる5タイプのうつ病

うつ病は、ストレス要因ごとに8つの種類に分類されますが、中でも「職場うつ」になりやすいものには5つのタイプがあります、詳しく見ていきましょう。

過重労働型

職場でのうつ病で、もっとも多いタイプです。
「多少の無理なら大丈夫」と考え、月に何十時間もの
残業を続けている人や、仕事による睡眠不足で
疲労を蓄積させている人に起こりがちです。

転職・業務変更型

転職や昇進、転勤、配置転換などによって起こるうつ病です。
それまでは、自分が直接業務を担当して成果を上げていればよかったのが、
昇進により部下を育成する立場になった途端、
業務内容の変化に適応できず、ストレスを溜め込むことにより発症します。

対人関係過敏型

職場内での人間関係によって発症するうつ病のタイプです。
パワハラ、セクハラ、いじめ、恋愛、または相手との
相性が悪いなどの原因があります。

環境・育成型

子どものころの思い出や生育環境が原因となるタイプです。
親の虐待や学校のいじめなど、成長過程で心に傷を負っている人たちが、
仕事上の問題によりうつ病を発症させてしまいます。

知能構造型

成績はとても優秀なのに、周囲とのコミュニケーションが
上手く取れないなど、知能構造に隔たりのある人が
陥りがちなものです。場の空気を読めないがために
周囲と上手く合わせられず、ストレスを溜め込む原因となってしまいます。

その他の3つのタイプのうつ病

職場での問題以外にも、うつ病を発症させる要因があります。
以下に、要因別の3つの種類についてまとめました。

物質型

「依存」が原因となってうつ病を発症させてしまうタイプです。
多いものに「アルコール依存」があります。
パニック発作などの症状を抑えるためにお酒を飲み、
その結果、アルコール依存からうつ病を発症させてしまいます。

アルコールだけでなく、ある種の鎮痛剤やカフェインなどでも起こります。

ホルモン変化型

更年期障害をはじめ、PMSやPMDDなど、女性ホルモンの
変化が原因で発症するうつ病のタイプです。

また、甲状腺機能の低下、亢進によっても発症する場合があります。

器質型

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、脳の血管障害を患った人が、
その後遺症として起こすうつ病です。
認知症やアルツハイマー病なども当てはまります。

診断テストでうつ度をチェック

うつ病チェックには「DSM-Ⅴ」という診断方法が用いられます。

これは、客観性を重視して作られた、アメリカの精神医学界が出している
「精神疾患の分類と診断のためのマニュアル」に基づいた診断方法です。
職場うつの診断にも利用できるので、ぜひチェックしてみてください。

(1)1日中、気分が沈んで憂鬱である。

(2)仕事や趣味、対人関係などに興味を持てない。

(3)食欲不振(まれに過食)ぎみである。

(4)不眠症(まれに過眠症)である。

(5)通勤や家事など、同じことのくり返しがつらい。

(6)疲れやすく、無気力である。

(7)罪悪感を持ちやすく、自分に価値を感じられない。

(8)集中力や思考能力が停滞している。

(9)自殺など、死について考えることがある。

(1)と(2)のどちらかが当てはまり、それも含めて、
5つ以上の項目がほぼ毎日2週間以上続く場合は、うつと考えられます。

うつ病の身体症状

うつ病の症状は、抑うつ気分や無気力状態などの精神症状より、
だるさや痛みなどの「体の不調=身体症状」から始まるので、
気付くことができれば早期治療に役立ちます。

どんな症状があるのか、詳しく紹介していきます。

うつ病は気分の変調を基本症状とする病気ですが、
その初期症状は身体症状から始まります。
身体症状の種類について紹介します。

うつ病は「体の痛み」からあらわれる

うつ病は「気のせいかな」という程度の身体症状からはじまり、
徐々に悪化していきます。

不眠

「次の日に大事な会議などが控えていると気になって眠れない」
また「うっかり寝坊して遅刻」といった経験は誰にでもあるでしょう。

しかし、それがたびたび起こるようなら、
うつ病の代表的な症状である「睡眠障害」を疑ったほうがいいかもしれません。

食欲不振

食欲がなくなるのは、うつの代表的な症状です。
1か月に5、6キロというペースで痩せていくので
周囲はその変化に戸惑うのですが、本人に自覚はありません。

頭痛、肩こり

痛みの出る箇所は頭全体、おでこ、こめかみ、頭頂部など
さまざまな場所に及びます。

この場合、鎮痛剤を飲むと一時期的に病状は軽減されますが、
疲労が蓄積し続ければ、抗うつ薬でなければ症状の改善が難しくなります。

だるさ、めまい、発汗

ストレスによる脳の機能低下は、自律神経の乱れを生み、
めまい、発汗などの症状を招きます。

自律神経失調症や更年期障害と同じ症状であり、
これらが原因でうつ病を引き起こすこともあります。

性欲減退、生理不順

うつ病による自律神経の乱れは、ホルモン分泌にも影響を与えます。

性ホルモンの変調はうつ病特有の無気力状態なども加わり、
性行為が苦痛になり、やがて不可能になります。

「シンドローム・シフト」を早期発見の手がかりに

うつ病による痛みは頭以外の場所にも起こります。

耳や目、時には口が痛くなる場合もあり、痛みがあちこちに移動します。

ところが、内科で診断を受けても原因がわからないのが、この症状の特徴です。

これを「シンドローム・シフト」といいます。

ストレスを蓄積した脳が「痛み」の信号を体に伝えている状態で、
うつ病の早期発見の手がかりとなります。

うつ病を長引かせないためには早期治療が大切です。
シンドローム・シフトが疑われるときは、「気のせい」と
思わないことです。

笑顔が引き起こす7つの神秘的効果!よく笑う人ほど幸せになれる理由!

私たちは泣いたり笑ったり怒ったりと感情に左右されて生きています。
その感情の中でも特に笑顔が、健康や美容に繋がることをご存じでしょうか?

ここでは、無駄な費用もかからずどこでも誰でもできる
「笑う(笑顔になる)」ことで得られる驚きの嬉しい効果をご紹介させていただきます。

笑顔こそ最高のアンチエイジング法

私たちの体には毎日約5000個ものガン細胞が出来ています。
人間の体にある細胞は約60兆個ですが、
このほとんどが毎日細胞分裂を繰り返している中で、
どうしてもガン細胞もできてしまうのです。

健康的な体の場合、白血球の中にあるナチュラルキラー細胞が
ガン細胞をきちんと処理してくれているため、
簡単にはガンにはなりません。

ただし、ナチュラルキラー細胞が処理できないくらい
ガン細胞が増えると発病してしまいます。

その原因になるのが過剰なアルコールやタバコの摂取、
大気汚染、不規則な日常生活、ストレスなどです。

そんな、ガンを抑制する働きをするナチュラルキラー細胞を活性化させる
一番簡単な方法が「笑う」こと。

ガン細胞に負けない強く健康的な体作りを目指すならば、
毎日の生活の中に笑顔になる機会をたくさん作ることがポイントとなります。

 

笑いがストレスホルモンのコルチゾールを抑制する

精神的ストレスを受けた時にはコルチゾールというホルモンの分泌が増え、
この量が増え続けると太りやすくなったり、肌トラブル、
むくみ、高血圧、月経異常などが起こりやすくなります。

ですが、このコルチゾールの分泌を抑制できるのが「笑う」ことなのです。

笑顔で過ごすことが、ダイエットや美肌、女性特有の不調の改善を
目指せるとても手軽な方法だと言えます。

 

脳の血流を良くして記憶力がアップする!

新しいことを学ぶ時に働く脳の器官を海馬と言いますが、
笑うことでその容量がグンと増えて記憶力が良くなり、
スムーズに頭が回転するようになります。

また、笑うことでリラックスモードの脳波であるアルファ波が増え、
脳内に流れる血流が増えるので集中力も高まります。

 

自律神経がバランス良くが整う

自律神経は交感神経と副交感神経と呼ばれる2種類の神経で成り立っています。

交感神経には頭をシャキッとさせ、キビキビと動ける体制を整える働きがあり、
主に日中に使われています。

逆に副交感神経には気分をリラックスさせる働きがあり、
心地良い眠りにつくためなど夜に使われています。

この自律神経を乱れさせるのが不規則な生活習慣や、
過剰なストレスなどで、夜になっても交感神経が優位になったままになり
眠れないなどの不調が現れるのです。

そんな、自律神経バランスを整えることができるのが「笑い」です。

笑うこと副交感神経が優位になり交感神経とのスイッチが
スムーズに切り替わるようになるので、自律神経のバランスが整ってきます。

 

毎日の生活で笑顔になれるものを探すコツ

笑うことが体に良いと分かっても、意識をして笑うというのも不自然なものです。

テレビや映画、書籍などでおもしろい内容のものを選んだりするのも
一つの方法ですが、一番シンプルなのは毎日の生活の中で笑えるネタを
探すようにすることです。

ストレスが多い現代人は常に不安や心配を抱えて過ごしていますが、
笑えるネタ探しをすることで、注意点が外界へと向き
マイナス思考を解消するというメリットもあります。

今まで気にしていなかった当たり前の出来事の中にも、
笑いのネタはたくさんあります。

 

笑顔でいると周りも変わってくる!

昔から「笑う門には福来る」ということわざがあるように、
笑顔でいることでたくさんの幸せがやってくるようになります。

周囲の人でいつも笑顔でいる人ほど、
たくさんの人が集まり楽しそうにしていると思いませんか?

笑顔は自然と和やかな雰囲気をかもしだせ、
周りだけでなく自分の気持ちまでリラックス状態になり、
どのようなシチュエーションの中でも攻撃的な気持ちになることがありません。

逆に表情が暗く無表情な人や、常に眉間にシワを寄せている人には
人が集まらず、見ているだけでも不幸せそうに感じますよね。

笑顔をキープするだけで、人間関係も驚くほど良い方向に変わっていきます。

 

プラス面ばかりが見えてきて幸せモード全開になる

笑顔をつくっているだけでも、
心から笑っている状態に近い精神状態になることができます。

また、いつもと同じことを行っていても、
笑顔で行うといつもより楽しく幸せに感じることができます。

また、リラックスモードでいられるため
今までマイナスの視点でしか見れなかった事が違う視点で
見られるようになったり、プラス面まで発見できたりします。

笑顔でいることは、毎日の生活を幸せを感じられる特別な時間へと
変えることができるのです。

仕事の不安や恐怖を解消して、心をリラックスさせる5つの方法

人は悩みや不安をかかえながら生きている動物です。
特に仕事には不安はつきもので、ときに不安に押しつぶされそうで
恐怖に感じることもあると思います。

悩みや不安、恐怖に侵されて必要以上に人生を支配されないようにするには、
どうしたらいいのでしょうか。

今回は仕事の不安を解消する方法をご紹介します。

不安を大きくさせない

「不安は、あって当たり前のもの。」という不安容認の感覚をつくることが、
不安とうまく付き合っていくうえでは非常に重要です。

不安は、まさに影法師と同じです。

活動するという日の光に出れば必ず、寄り添うようについてくるものなのです。

その場では解消できても、
次の段階には次の段階での不安が待っているという感じで、
「打ち消しても」「打ち消しても」不安はついてくるのです。

不安症に陥る方は「不安を感じてはダメ」という考えが強い傾向にあります。

「不安があるのが当たり前」と、不安を受け入れると
不安は薄らいでいく場合があることを認識しておきましょう。

 

リサーチする

不安症に陥りやすい方は、不安を感じてはダメという考え方から
不安を見て見ぬふりをしてしまいがちになります。

認識しているのに無理に忘れようとしてしまうのです。

これが無意識のうちにストレスとなって余計に、
不安を大きく増長させていく悪循環になる場合があります。

不安は、もしかしたら不安に感じている要素に対して
「対処をしなくてはいけない。」というサインなのかもしれません。

考えることを無理やり押さえつけて封じこむより、
とことん考えてみる方が良い場合もありますのでトライしてみるのも方法の1つです。

心配なことや怖いこと(不安に思う事)をたくさん考えてみることは、
不安要素の洗い出しというイメージトレーニングにもなり、
あらゆるケースを想定したのだからと安心できたり、
自信につながる可能性もあります。

仮に想定した以外のことが要因になった場合も、
「次からは想定要素に入れよう。」という気持ちになったり、
「現実は想定通りにいかないな。」などと
軽く受け止められるようになる場合もありますので、
不安から逃げないで考えてみるのも良いでしょう。

 

スイッチをつくる

不安と付き合う素質の中で、最も重要なのが不安を考える時と、
考えないでリラックスする時の2つの行動を
切り替えるコントロールスイッチを持つことです。

不安と四六時中向き合っていたら不安が不安を呼ぶ悪循環に
とりこまれて脳が休む暇が無くなり疲れはてて、
うつ傾向になってしまいます。

それを防ぐために「考えること」「考えを止めてリラックスさせること」の
スイッチのオフオンが重要なのです。

スイッチのオフオンがうまい人はリラックさせる方法
(つまり気分転換できるもの)をいくつも持っています。

自分の趣味(過去も含む)や、
いま関心や興味があるけどチャレンジしていないもの。
などを手帳に書き出しておきましょう。

不安との向き合い方に失敗すると、
その不安の対処で何も考えられなくなり、
最後には全てにおいて考えられなくなってしまう
(うつ状態)可能性があります。

脳が正しく機能しているうちに、
リラックスできることを書き出しておき、
取り込まれそうになったら、

その中から単純にチョイスして問答無用でやってみて
強制的に考える行為から離脱する。
というくらいの備えを持っておいた方が良いかもしれません。

 

歪みに注意する

不安をたくさん考え、不安をイメージ化してみると
意外に大きく作用している(気にしている)のが他人の目です。

不安になりやすい人は他人の目を極端に気にしやすく(過敏に反応)、
他人の行動(言動や表情、しぐさなど)を
ネガティブな思考でとらえ状況を歪めてしまいがちになります。

ネガティブにとらえることを改めるのはなかなか難しいものがありますが、
対案を一緒に考えることは意外にできるので、
ネガティブに物事を見たときと、ポジティブに物事を見ることを
セットで考えるようにしてみましょう。

ポジティブに考えることで、ネガティブに考える思考癖を中和させるのです。

 

呼吸を整える

精神的な思考アプローチも重要ですが、
身体的なアプローチで不安と関連があるのが呼吸です。

不安や恐れを感じてしまうと人は心拍を高め胸部を収縮させ
交感神経を際立たせます。

自然と呼吸も荒くなってしまいます。

この様な状況下では落ち着いて考えることもできません。

ゆっくり落ち着いて考えるには心のゆとりも大切ですが、
ゆとりを体から生じさせるという考え方も重要なのです。

その方法は深呼吸です。

不安な時こそ、お腹にゆっくりと空気を取り込むイメージで
息を吸い、お腹にあるものすべてを吐き出すように
空気をゆっくりと吐き出してみましょう。

深くゆっくりとした呼吸は体の中の恐怖や不安を減らし
脳に不安と対処する気持ちを呼び起こすのです。