パニック障害を克服した大場久美子さんに学ぶ

パニック障害を克服した大場久美子さん
その方法を学ぶ

 

人気アイドルであった大場久美子さんは、2008年のテレビ番組で、
ご自身はパニック障害であったと告白されています。

 

近年の大場久美子さん

【大場久美子さんプロフィール】

大場 久美子は、日本の女優、歌手、心理カウンセラー。
三人兄妹の長女。オフィスキコ所属。
生年月日: 1960年1月6日 (57歳)
身長: 153 cm
配偶者: 高橋 てつや (2000年 – 2005年)
ご出演の『コメットさん』は1978年から放映され、大人気番組となり
ご本人も一世を風靡しました。
また歌手として挿入歌「キラキラ星あげる」を歌い、大ヒット。
39歳の時にパニック障害を発症して、その後長い間
苦しんでいたことを告白されました。

原因は母親の死

大場久美子さんが育った家庭はとても貧しく、
芸能界デビューが決まった時は、その母親が
マネージャー役となり、親子で芸能界入り。

 

そんな母親の存在は大場久美子さんからは
絶大な信頼を得ていたのだと想像できますね。

 

母親の亡くなった翌日に最初の発作を起こしたと言います。

 

最初の症状は、「動悸」「息切れ」
色々な検査を受診しましたが、パニック障害であると
診断を受けるまでに4年を費やしたことは
治療を遅らせる原因にもなったことでしょう。

 

実際に「パニック障害」と診断された時は
「やっと治療ができる」とホッとしたと共に
病気だったら治るんだ・・とも思ったそうです。

その後完治までに8年の月日を要するのですが、
その間は過呼吸などの症状に悩まされ、
一時は「もう治らないのでは?」と不安を抱いたと
告白しています。

 

パニック障害は暗闇や狭い場所で起きることが多い発作ですが、
大場久美子さんも例にもれず、かなり深刻な病状であったようです。

 

発作が起きた時の「安心アイテム」

大場久美子さんはご自身が発作を起こした時に
少しでも安心につながるように下記のものを
用意しました。

・電話番号、住所などを書いたメモ
・発作を収める方法を書いたカード

これを持ち歩くことで、自分自身に安心を植え付け
これらの「安心アイテム」を増やしていくことで
ちょっとづつ不安を回避することに繋げていったと
話されています。

克服できた理由

その後、2010年に経営していた京都のレストランの破綻で
1億2000万の負債を背負うことになり、自己破産を申告しています。

2005年に最初の結婚相手である高橋てつやさんと離婚
その原因はやはり「パニック障害」であったと伝えられています。

大場久美子さんがパニック障害を克服するきっかけは
心理カウンセラーの資格を取ることだったようです。

心理カウンセラーとは、
カウンセリングや心理療法などの方法で相談者の悩みを改善していく
職業でありますが、要はメンタルケアの専門家と言えます。

実際は、相談者の話を聞くことで、相談者自身の力の作用を引き出し、
問題点を解決していくための方法を見つけてもらうことが主な内容です。

 

心理カウンセラーの勉強をすることで、ご自身のメンタル面や心の状態など
少しづつ改善していったと話されています。

まとめ・・

大場久美子さんは波乱万丈な人生を歩まれています。
多大なストレスと環境の変化がパニック障害を起こした原因であることは
明確なことだと思います。

しかし、ご自身でその解決方法を見いだし
実際、克服されたことは、パニック障害の方にも
大きな影響を与えたのではないでしょうか?

 

パニック障害はもちろん薬物治療もありますが
根本から完治することは難しい病気です。

パニック障害を早く治す方法はまず「パニック障害」を
知ることと言われています。

その仕組みを知って、なぜ起こるのか、起きない状況を作るには、
等の学習をすることが大事であると思います。

うつ病においても同じことが言えます。
いったん、うつ病を発症すると、再発を繰り返す原因は
やはりご自身の思考であったり環境からのストレスです。

これらを取り除くと共に、ご自身の中身を改善していくことが
克服に繋がる一番の治療法であると思います。

一刻も早く、症状の改善を祈っております。

 

 

れい子

人に依存する、甘えるのではなく、自分の良さ・才能・魅力を自分で知る

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なぜ、人に依存する、甘えるのではなく、
自分の良さや才能、魅力を知る必要があるのか?

何かがうまくいかない時、占いや他人からの助言に
頼り過ぎてしまうことがあります。

占いは統計的な部分が大きいので参考にはなります。

また人の運気も当然上がったり下がったりするので、
自然で言う冬季は春に備えてじっと耐える時期もあれば、
のびのびと成長する時期もあります。

その自然の流れに身を任せて生きていくことは
とても良いことだと思います。

しかし、占いが全てを支配しているわけではないので、
必要以上に恐れることや楽観的になることは逆に
自分の人生を狭めてしまいます。

人から頂いた言葉も同じく、全てを鵜呑みにして
一喜一憂しては自分の生きる道がぶれてしまいます。

今起きている結果には必ず原因があります。

人生の波を占いや他人に依存してしまうと、
せっかく与えられた成長のための試練も全て
自分以外のせいにしてしまい、
学びに気付けないことがあります。

 

人のせいにしたり、依存したりすることは
楽なようで実は全然楽な生き方ではありません。

 

根なし草のようなもので、いつも誰かの言動に
振り回されている感じがして中々人生が好転せず、
愚痴や不満が増えるだけで成長していくことができません。

 

逆に自分自身としっかり向き合い、
自分の才能や良さ・魅力を知り、

自分の生きている道にしっかり自分で
立つことができていれば、焦ることも
嫉むことも誰かに振り回されることもなく、

「これは自分にとって大事な学びだ」

と無理なく受け入れることができます。

いつも自分の言葉と行動に責任を持って生きていれば、
失敗もしっかり自分の財産になるのでどんどん成長していくことができます。

 

面倒女(面倒な女)は依存心が強い半面、人にうまく甘えることも苦手です。

自分を知り、できないことはそれに焦点を当て過ぎず、
うまくできる人にお願いして下さい。

自分のできないこと不得意なことばかりを見つめて
自棄になるより、自分が得意なことを生かし、
できないことをできる人にお願いして感謝をして下さい。

逆に自分が得意なことで誰かをサポートしてあげれば感謝してもらえます。

 

依存心を無くすことも、人にうまく甘えることも先ずは

“自分の良さ・才能・魅力を自分で知る”

ということです。それらを知る方法は沢山ありますが、
今すぐできることを紹介します。

 

自分の良さ・才能・魅力を自分で知る具体的な方法 

1.人に聞いてみる

周りの家族や友達数人に自分の良いところを
聞いてみて下さい。

頂いた言葉は恥かしさや謙遜で中々すんなり
受け取れないかもしれませんが、有難く受け取って下さい。

数人が同じことを言うなら、それはお世辞ではなく
真実なので自信を持って下さい。

それを是非紙に書き留めておいて下さい。

それは補助輪みたいなもので、得意なことで自信を
持てるようになれば、人から褒めてもらわなくても
安定して走れるようになります。

 

2.子供の頃好きだったこと、得意だったこと、大人から褒められたこと思い出す

子供の頃は先入観なく、やりたいことに忠実に行動します。

大人になった今、その才能は眠ってしまっているかも
しれないので是非その才能を起こして下さい。

 

3.今までの人生の中で自分なりに“うまくいっていたな”と思える時期はいつですか?

その時、自分は何故うまくいっていたのでしょうか。

自分にとって必要なものが揃っていたからだと思います。

気の合う仲間に恵まれていたから?
大好きな仕事・趣味が充実していたから?
食事・睡眠等の生活習慣が健康的だったから?
家族との時間が充実していたから?

勝因が分かれば、それを今の生活の中に取り入れるための行動ができます。

 

自分で生きる力を取り戻して下さい。

すると自分に必要な知識や縁がどんどんやってきますよ。

ありがとうの言葉の力 言霊の力の根拠とは?

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あなたの使う言葉(言霊)があなたを変える

私個人的にはポジティブシンキングもバランスが大事だと思っています。

たとえば悲しみや怒りといったマイナスの感情も、
なかったことにしようと無理に抑え込んで明るく振舞おうとしても、
その感情は消えるどころか無意識の部分で増幅してしまいます。

逆にマイナスの感情も味わい、受け入れて
認めていくと消化することができます。

その上でポジティブに物事を考えることができたら、
とても楽に生きていくことができると思います。

うつや重度のパニック障害を克服していく過程で
色々な自己啓発の本を読んだのですが、

口に出す言葉も前向きな言葉を意識して使ったほうが
良いとたくさんの本に書かれていて、
私は素直にアファメーション集を読んだり、
CDを聴いたりしていました。

だけど段々

「これって本当に意味があるの?」

 

と疑い始めました。

そんな時に言霊の力も根拠を教えてくれる本と出会いました。

 

『水は答えを知っている』(江本勝、サンマーク文庫)です。

 

そこにはこんなことが書いてあります。

『水に「ありがとう」という言葉を見せると、
形のととのったきれいな氷結結晶をつくる。
一方で「ばかやろう」という言葉では、
美しい結晶はできない。

言葉によって、声によって、写真によって、
まったく違う顔を見せる氷結結晶』

 

水は人間の言葉の影響を受けるというのです。

実験結果がそのことを証明していました。

人間のからだはほとんどが水分でできています。

ということは飲み水・生活用水が私たちの言葉の影響を
受けていることはもちろん、私たちのからだ自体も
言葉の影響を受けているということです。

言葉の力を使った、簡単に出来る自分を変える方法

病気になったときに薬だけではなく、
水の力をお借りするのはいかがでしょうか。

水に

「ありがとう」

「愛してるよ」

と話しかけてから飲んでみたら
水が私たちのからだのために
働いてくれるはずです。

また辛いとき、苦しいとき、悲しいとき、怒りに満ちているとき、
無理にでも自分のをタップしながら

「いつもありがとう」

「愛してるよ」

と言ってみたら体の中の水分が活性化されるはずです。

 

沢山の健康食品、健康法などがありますが、
水とこの言霊の力はシンプルで
簡単でありながらとてもパワフルであると思います。

いつも前向きな言葉を発する習慣がついていれば
その恩恵は常に受けることができます。

初めはそれが難しくても、
夜眠る前だけは自分のからだに愛の言葉をかけて下さい。

 

この力を使えば、どんなに素晴らしい浄水器よりも水が活性化します。

素晴らしい料理ができます。

素晴らしい作品ができます。

素晴らしい子育てができます。

 

是非簡単だと思うので実行してみてください。

またこの本にはもっともっと興味深いことが書かれています。

読んでみてください。

自分の才能が分からない時の自分の才能の見つけ方

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自分の才能が分からない?いえ、きっとあなたにも素敵な才能があります!

以前、私の恩師から映画『ティンカー・ベル』を
勧められて観たことがあります。

 

妖精たちには、植物を育てたり、動物を育てたり、
光を集めたり、水を操るといった様々な才能のうち、
1つを持って生まれる。

ティンカー・ベルが持っている才能は「もの作りの才能」
だと判明し、もの作り妖精の仲間たちと暮らすようになるのだが、
彼女は地味な裏方の仕事である「もの作り」の仕事に情熱が持てず、
他の才能を探すために他の妖精たちの仕事をしてみる。

しかしどの仕事もティンカ―・ベルには向かず、いくら頑張ってもできない。

しかしある出来事をきっかけに、ティンカ―・ベルは全く誇りに思えなかった
「もの作り」に誇りを持てるようになり、大役を果たす。

 

このようなあらすじなのですが、もし人間も妖精のように
自分が何の才能を持って生まれてきたかを誰かが教えてくれたり、
証明してくれたりしたらもっと人生がスムーズにいくかもしれませんね。

しかし人間は自分の才能を自分で見つける楽しみも与えられたわけです。

あなたの才能は何でしょうか?

 

ティンカ―・ベルのように
好きではなかった仕事が意外と天職かもしれませんし、
未知の世界のものかも分かりませんね。

地味な仕事かもしれませんし、人には理解されない仕事かもしれません。

 

自分の才能って何だろう?

そう思った時に自分の才能を知る方法がいくつかあります。

一つは子供の頃から好きだったこと、得意だったこと。
大人になると色々な固定観念や先入観が頭にあるため、
自分の好きなことがよく分からなくなっていることがあります。

また両親に反対されたり友達に馬鹿にされたりして止めてしまった
こともあるかもしれません。

しかし子供の時はとても素直に好きなことに没頭できます。

もう一つは周りの人に聞いてみるのも参考になります。
自分自身のことは意外と他人の方が知っていることも多々あります。

 

それからこちらの本も参考になります。

『魂のチャート』(ホセ・スティーブンス/サイモン・ワーウィック・スミス著、伯井アリナ訳、ナチュラルスピリット)

 

“人には個性があるが、潜在的に7つの役割に分けることができる”とあり、
その7つの役割の特徴や見分け方などが書かれています。

 

こちらの本も恩師から教えて頂いたものです。
大変長くて難しい本なので始めから最後まで熟読するのは
難しいかもしれませんが、自分の人格や社会における役割を
知るためにとても役立つと思います。

 

色々な方法を用いて自分の才能を見つけてみて下さいね。

 

それから自分の才能は意外と自分の身近にあります。

「今やっている仕事は自分の好きな仕事ではない。

他にきっと天職があるに違いない」

と思っているかもしれませんが、実は人間はそんなに
自分の才能から大きく外れたことはしません。

今の仕事に誇りが持てなかったとしても、
自分の才能に関わる要素がきっとあるはずです。

自分の仕事に誇りを持てなかったティンカ―・ベルも
自分の仕事に誇りを持てるようになったら、より一層輝き、
イキイキと仕事をしていましたよ。

うつ病の薬の効果と副作用を知っておいて欲しい

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病院で処方されるうつ病の薬には様々な種類のものがあります。
投薬治療にはメリットだけでなくデメリットや副作用もあります。

うつ病やこころの不調の治療で薬を使う場合、
そのメリットとデメリットを知り、
自身の判断で選んでほしいと思います。

ひとくちに“うつ病で処方される薬”と言っても
沢山の種類のものがあります。

日本では抗うつ剤には三環系、四環系、SSRI、SNRIなどの薬が
抗うつ薬として認可されています。

抗うつ剤は分かりやすく言いますと、
うつ病を“脳内伝達物質の不足”と捉え、その物質を増やす働きをします。
三環系の薬は作用が強いけれど副作用も強いと言われています。

四環系の薬は即効性がありますがやはり副作用が強い薬です。

SSRI、SNRIは最近主流になっている薬で、三環系や四環系よりも
副作用が少ないと言われていますが副作用がないわけではありません。

SSRIはルボックスやパキシルなどがあります。

こちらは強迫観念やパニック障害にも使われます。
SNRIにはトレドミン、デュロキセチン、サインバルタがあります。

 

また抑うつの症状だけでなく躁状態もある双極性障害の場合、
抗てんかん剤であるテグレトール、ラミクタールなども使われることがあります。

イライラ感や強い不安感、睡眠障害などの症状によって
他にも精神安定剤や睡眠剤が処方されることもあります。

 

私のうつ病経験から思う、薬の効果と副作用

以前、私と妹がうつ病の症状で通院していた頃、
同じ病名であっても処方される薬の種類と数は全く違いました。

私も妹も真面目に医師から言われた通りに服用してはいましたが、
それがどんな薬で、どんな副作用があるものなのかを調べてみることはしませんでした。

今は書店に行けば薬辞典もありますし、
インターネットで簡単に調べることもできます。

薬一つ一つを調べてみるとかなり重い副作用や、
うつ病の症状と同じものもあります。

私自身は作用の強い精神安定剤を服用して気管が詰まるような
感覚や意識障害があったことがありました。

副作用が辛くて何とか薬以外の治療法に切り替えたいと思っても
断薬には大変労力を費やしましたし、時間もかかりました。

うつ病治療の薬も他の薬…鎮痛剤などと同じく、
急性の症状には大変よく効いて楽になります。

不眠が続いて体力を消耗している時やひどい興奮状態の時には
有難さを感じると思います。

けれど根本治療にはならないので長期使用には注意が必要です。

食生活の改善や休養、環境の整備、自分自身を見つめ直す時間を取る事、
代替療法と並行することなども同時に進めて欲しいと思います。

こころの不調を感じる時、辛くて仕方ない時、
薬がもたらしてくれる安心感はとても有難いですが、
薬の種類と副作用だけでも自身で把握し、
ぜひ自分の意思で治療を進めていただきたいと思います。

うつ病の薬について

薬は飲んだ方がいいの?

軽い初期症状の場合、薬は有効です。

ただ病状が進み何年も治らないという
筆者のような場合もあります。

うつ病の治療には、主治医との信頼関係の上に成り立ち、
自分が抱え込んでいる苦しい状況を全て話し、
理解してもらいながら改善させていくのが必要になります。

そしてその中でもうつ病に対する薬物療法も、
はずせないものになってきています。

「うつ病の薬を飲むのは、なんとなく自分が精神的にも心にも
障害があるということを認めてしまうことになり、
なんとなく投薬されても飲むのが嫌だ」と、
うつ病の薬に対する否定的な考えは、今もって少なくはありません。

しかし、うつ病の薬を使うことによって、
そのうつ病独特の症状が軽減され、治療がスムーズに行われ、
回復への近道だということがわかれば、

うつ病の薬を服用することに対し、
それほどの違和感もなくなるのではないのでしょうか。

うつ病の薬とその副作用や弊害については
こちらを参照してください。 ↓ ↓
http://ameblo.jp/clubtulip1959/entry-12161123362.html

 

薬の副作用

うつ病の治療に使用する際には、
うつの症状の程度や種類、経過をはじめ、
さまざまなことを考えて処方される薬です。

しかし、抗うつ薬に限らず、内服薬・外用薬・注射、
どれをとっても少なからず副作用というものがあります。

特に、精神的に疲れきっている状態で、
何もやる気の起きない、普段のその人らしからぬ状態にある人が、
副作用でどのような変化が起こるものなのか、
理解しておくことが必要です。

精神作用する薬は、覚せい剤や大麻などと同じように
止められなくなるのでは?

といった疑問を持たれるでしょうが、確かに常用性が強いです。

また、副作用は飲み始めにでやすい特徴があります。

医師の診断をうけるには・・

受信先は、心療内科・精神科・女性外来が挙げられます。

<カラダの症状>
たいていの方はその症状にあった科に受診します。

例えば、胃の不快感なら内科、肩こりは整形外科などにいくでしょう。


まずは、うつ病以外の病気で来ている症状の可能性もありますので、

特徴的な症状があれば、症状に合った科を一度受信されることをお勧めします。

ただ、特にはっきりした原因が分からず、

その科で処方された薬を飲んでも治らなければ、
心療内科を受診がいいようです。

<ココロの症状>
精神科・女性外来をお勧めします。
今まで書いてきたとおり、
病気で心がコントロールできなくなってくることがあります。

なかなか一歩が踏み出せないこともあるかと思います。

現在は、総合病院だけでなく、個人のメンタルクリニックや
女性専用のメンタルクリニックもありますので、早めに受診しましょう。

パニック障害と付きあうための日常生活のポイント

治療中の生活で気をつけること

心身のストレスを減らす

職場の人間関係や家族の問題など心理的なストレスだけでなく、
過労や睡眠不足などの身体的なストレスもパニック発作につながります。
そのため、こころにもからだにも過度に負担をかけないように、
ゆとりある規則正しい生活をこころがけます。

 

回復をあせらない

パニック発作が消失しても、
発作が起きない状態を維持するために
治療はしばらくの間つづけます。

発作が起きなくなったからといって、
すぐに治療をやめてしまうとぶり返すこともあります。
また、予期不安などが完全になくなるまでには時間がかかります。


家族にサポートしてもらう

パニック障害の治療では家族の理解と協力が不可欠です。
自分ひとりでこの病気を乗り切ろうと考えず、
できるだけ家族の方にもこの病気について理解してもらい、
サポートしてもらえるようにすることが大切です。

 

規則正しい生活をおくる

長い療養生活によって基本的な体力が
低下している人も多いです。

十分な栄養と睡眠をとって、
適度な運動を心がけ体力を回復させることが大切です。

寝不足、過労、風邪はパニック発作を起こしやすいので特に注意が必要です。

 

カフェインは控える

コーヒー、紅茶などのカフェインが入ったものを
たくさん飲むとパニック発作が起こりやすくなるため、
できるだけ控えるようにしてください。

アルコールやニコチンでもパニック発作が起こりやすくなります。


パニック障害のきっかけとなる生活上の出来事

  • 炎天下での労働や
    スポーツ、過労

    イメージ画像 炎天下での労働やスポーツ、過労

  • 寝不足、徹夜

    イメージ画像 寝不足、徹夜

  • 風邪

    イメージ画像 風邪

  • 精神的緊張
  • 夏の高温・多湿
  • カフェイン(コーヒーやくすりに含まれる)、アルコール、ニコチン
  • 生理(女性の場合) など

これらはパニック発作だけでなく、
パニック障害が再発するきっかけにもなりますので、
規則正しい生活をこころがけましょう。

 

パニック障害の症状

パニック発作

思いがけないときに突然生じる、動悸や息切れ、
強い不安を伴う発作です。

 

パニック発作はパニック障害の中心となる症状です。
突然、激しい不安と動悸や息切れなどの
さまざまなからだの症状が、何回も繰り返しあらわれます。
発作が生じると、「このまま死んでしまうかもしれない」と
不安になることが多いのですが、
実際にはパニック発作で死ぬことはなく、
10分程度で激しい症状はおさまります。

 

パニック発作の症状

心臓・呼吸器の症状

  • 心臓がドキドキする(動悸、心拍数の増加)
  • 息切れや息苦しさ
  • 喉に何かつまったような窒息感


胸・おなかの症状

  • 胸の痛みや不快感
  • 吐き気やおなかのあたりの不快感


全身的な症状

  • からだの一部のジンジン、ビリビリとしびれるような感じ
  • 発汗
  • からだの震え
  • 寒気または熱っぽい感じ


感覚の異常

  • めまいやふらつき感、気が遠くなるような感じ
  • 今、起こっていることが現実ではないような感じ、自分が自分でない感じ
    (離人症状)


不安・おそれ

  • コントロールを失う・気が狂ってしまうのではないかという恐れ
  • このまま死んでしまうのではないかという恐れ


パニック発作が起こりやすい生活シーン

例えば

  • 電車に乗っているとき
  • 緊張感がとけてほっとしたとき
  • 会社での会議中
  • 以前にパニック発作を起こした場所
  • 車を運転しているとき


パニック発作のきっかけとなる生活上の出来事

疲れていて体調がよくなかったり、
緊張していたりするとパニック発作が起きやすくなります

パニック障害

予期不安

パニック発作が生じることに対する不安です


パニック発作を繰り返しているうちに、
「また発作が起きるのではないか」という
強い不安(予期不安)をいつも感じるようになります。

予期不安は毎日の生活の大きな妨げになります。


広場恐怖

パニック発作が生じる状況に対する恐怖感です


パニック発作を経験すると、
以前に発作を経験した状況が怖くなってしまいます(広場恐怖)。


広場恐怖を感じると、それらの状況を

避けるようになってしまいますので(回避行動)、
生活の行動範囲が狭くなり、
毎日の生活が妨げられてしまいます。

 

うつ病・うつ状態

パニック障害を発症すると、
うつ病・うつ状態を併発することがよくあります


パニック障害が発症して長びくと、
うつ病やうつ状態を併発することがよくあります。


これはパニック障害の患者さんが

心身の不調を気に病んで落ち込み
うつ状態になりやすいというだけではなく、


うつ病もパニック障害と同じように、

脳内セロトニンの働きの低下が関係しているからです。


うつ病では、「食欲がない」「眠れない」「楽しくない」
「自分には価値がない」「憂うつで気分が沈む」などの
症状があらわれます。

 

パニック障害

パニック障害ってどんな病気?

パニック障害では、思いがけないときに突然、
動悸や息切れ、強い不安を伴うパニック発作が生じます。


そしてパニック発作が繰り返されるうちに、

発作に襲われることに対する予期不安
発作が生じる状況に対する広場恐怖を感じるようになり、


毎日の生活に支障をきたすようになってしまいます。


治療が不十分で病気が進行してしまうと、

うつ病うつ状態になるおそれもあります。

パニック障害

このような不安や恐怖は、「考えすぎ」や「心配性」など
気持ちのもち方や性格の問題と思われてしまいがちです。


しかし、パニック障害は脳の働きが

普段のときとは変化しているために、
医学的な治療が必要な状態であることが
最近の研究でわかっています。


パニック障害は100人に1人はかかるといわれており、

だれでもかかるおそれのある病気です。


前向きに治療しましょう。

 

 

パニック障害になりやすい人は?

パニック障害の患者さんは、「女性」「若年者」
「一等親(親、兄弟、同胞)がパニック障害」の場合に
多いことが知られていますが、
だれでもかかる可能性のある病気です。

 

 

パニック障害の原因は?

原因は、今のところまだはっきりしていないところもあります。
しかし、これまでの研究から、
パニック障害は気持ちのもち方でなく、
脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることが
わかっています。


これは、パニック障害の患者さんでは、

脳の3つの部分に通常とは違った変化が起こっていることが
指摘されているためです。


脳の各部位のそれぞれがもつ機能に応じて、

パニック発作や予期不安、広場恐怖などの
症状があらわれていると考えられています。


これらの部位はお互いに関連しあってネットワークを作っています。

大脳


(1)大脳

思考や意思などの高度な精神活動にかかわる場所です。
パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、
回避行動などが生じると考えられています。


(2)大脳辺緑系

本能的な不安や興奮が生まれる場所で、
ここで分泌されるセロトニンという物質がその調整を行っています。
パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、
漠然とした強い不安が続くのではないかと考えられています。


(3)青斑核・視床下部

青斑核は脳内で警報装置のような役割をしていて
危険があるとシグナルを出し、
このサインを視床下部がキャッチし
血管や心臓、汗腺に反応を起こします。


パニック障害ではこの部位の誤作動により、

危険がないのにもかかわらず、パニック発作が
起こってしまうのではないかと考えられています。