睡眠習慣の見直し

睡眠時間にこだわらない

年をとると必要な睡眠時間は短くなります。
あまり長時間眠ることを目標とせず、
年齢に合った睡眠時間を設定しましょう。

 

眠くなってから床につく、就床時刻にこだわりすぎない

眠ろうと意気込むと、かえって頭が冴えてきます。
寝つけないままに床の中にいると、
眠れないことへの不安や焦りが生じ、
ますます眠れなくなってしまいます。

 

 

同じ時刻に毎日起床

何時間眠れたかにかかわらず、
毎日同じ時刻に起床しましょう。

 

 

眠る以外の目的で床の中で過ごさない

床の中でテレビを見たり、
読書をしたりしないようにしましょう。

なかなか眠れなかったら、いったん床から離れ、
自分なりのリラックスできることを行ってみましょう。

 

 

昼寝は短めに、遅くとも15時前に

長い昼寝や夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響を及ぼします。

 

 

 

睡眠衛生について

症状の把握とともに、睡眠衛生についてもチェックしましょう。
よくない睡眠環境や誤った睡眠習慣が、睡眠を妨げているかもしれません。

 

  • 寝室環境(騒音、日当たり、寝るときの明るさ、テレビやラジオ)
  • 睡眠習慣(床に入る時刻、床から出る時刻、実際に眠りに入る時刻、実際に起きる時刻、寝るときに習慣的にすること、昼寝)
  • 嗜好品(飲酒、喫煙、コーヒーなどのカフェイン類)

睡眠障害

健康のために睡眠はたいへん重要です。


睡眠は、心身の疲労回復をもたらすとともに、

記憶を定着させる、免疫機能を強化するといった
役割ももっています。

 

健やかな睡眠を保つことは、
活力ある日常生活につながります。


睡眠障害というと不眠症を考えがちですが、

不眠症以外にも様々な病気があり、
多くの人々が睡眠の問題を抱えていることがわかってきました。


夜の睡眠が障害されると、眠気やだるさ、

集中力低下など日中にも症状が出現します。


睡眠の問題と日中の問題は、

表と裏の関係にあるといってもいいでしょう。


このような、睡眠の問題や日中の眠気の問題が

1カ月以上続くときは、何らかの睡眠障害にかかっている
可能性が考えられます。


睡眠障害は、その原因によって治療法も異なります。

適切な治療を受けるためにも、
自分の睡眠状態や睡眠の問題を把握しておくことは重要です。

 

睡眠障害の何が問題なのか?

 

睡眠障害があると、何が問題になってくるのでしょうか?
ひとつには、睡眠障害によって、
日常生活や社会生活に支障が出てくることがあります。

睡眠障害によって日中の眠気やだるさ、
集中力低下などが引き起こされると、
日々の生活に支障をきたし、
極端な場合には事故につながることもあります。


また、睡眠不足や睡眠障害が長期間持続すると、

生活習慣病やうつ病などになりやすくなることがあります。


こうしたことから、

睡眠障害に適切に対処することが重要と考えられています。

 

 

 

自覚できる症状

 

  • 不眠(寝つきの悪さ、途中で起きてしまい再入眠できない、朝早く起きてしまう、熟睡できない)
    → 精神疾患や身体疾患、服用薬、下記の睡眠障害をチェック
    そのうえで不眠症かどうか判断
  • 過眠(日中眠くてしかたない、居眠りをして注意をされる)
    → 睡眠不足や睡眠の質が低下する病気がないか、チェック
    もし、夜十分眠っているのに日中眠い場合は、過眠症を調べる
  • 就寝時の異常感覚(脚がむずむずしたり火照ったり、脚をじっとさせていられないためによく眠れない、夕方以降に悪化)
    → むずむず脚症候群を調べる
  • 睡眠・覚醒リズムの問題(適切な時刻に入眠できず、希望する時刻に起床することができない)
    → 睡眠日誌で睡眠・覚醒リズムをチェック
    概日リズム睡眠障害を調べる

 

 

人から指摘される症状

  • いびき・無呼吸(いびき、眠っているときに息が止まる、突然息が詰まったようにいびきが途切れる)
    → 体重、飲酒、服用薬をチェック
    睡眠時無呼吸症候群を調べる
  • 睡眠中の異常行動(寝ぼけ行動、寝言、睡眠中の大声・叫び声)
    → 夢との関連性、起こして覚醒するかどうか、チェック
    睡眠時随伴症を調べる
  • 睡眠中の異常運動(寝入りばなや夜間に、脚がピクピクと動いている)
    → 就床時の異常感覚についてチェック
    周期性四肢運動障害を調べる